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モモをナナの所に飛ばした『何か』(モモ視点)

モモ視点です。

モモはナナの従魔ファミリアだ。


庭によく来るカラスのクロが言うには、モモは従魔には違いないけど、ナナが魔法使いだから使い魔ともいうらしい。

クロも昔は使い魔で、クロの魔法使いはクロが使い魔になった時には既におじいちゃんだったから、今はもういないんだって。


モモは、普通の猫だった。ママが黒猫、パパはわからない。

人間とはしゃべれなかったし、ママと兄弟と一緒に隣町の酒屋の軒先にある樽の上で暮らしていた。


晴れの日は樽の上で眠り、雨の日は軒下で眠る。ご飯はネズミかモグラ。ママと一緒に酒屋でネズミを捕ったり畑でモグラを捕ると、たまに人間からおやつをもらえた。



モモは、ナナがへーリオスに渡った瞬間に、吸い寄せられるようにナナの近くに飛んできた。ちょうどママに狩りを教わってる最中だった。

どうやって飛んできたのかはわからない。いつの間にか草原に座っていた。


モモは、ナナを見た瞬間に好きになった。ナナのファミリアだってすぐわかった。


いつの間にか人間の言葉が話せるようになっていて、ナナが美味しいものの話を1人でしていたから、モモは話しかけてみた。


それから、モモはずっとナナのそばにいる。


ナナは気が付いていないけど、モモとナナは、実は魔力でつながっている。


少しくらい遠くにいても、ナナがピンチになったらモモには分かる。


ナナにお願いされれば、モモは断らない。断る気にならない。多分使い魔だからだ。


ナナからもらうご飯はなんでも美味しい。最初にもらったお水もおいしかった。手のひらから出た魔力がちょっとだけ混じってたからだと思う。



モモをナナの所に飛ばした『何か』は、ロックを風車に連れてきたのと同じ『何か』だ。


モモは、たまにその『何か』の気配を感じる。コウを草原で見つけた時にも、その『何か』の気配を感じた。


それが良いものか悪いものかはモモにはわからない。でも、モモはナナが幸せである限り、『何か』の気配には知らんぷりするつもりだ。


今ナナが大切にしているものは、ロックもコウも『何か』が連れてきた。


今では、コウもロックもナナとモモの大切な家族だ。『何か』が引き合わせた三人と一匹。



今日もモモは、コウと一緒にラグに寝転んでご飯ができるのを待っている。


キッチンから、ロックとナナが「出来たよ、早く食べよう」とモモとコウを呼ぶ。


モモは、今日もナナ(とロック)の作ったご飯を美味しく食べる。


ナナは気が付いていませんが、マイステータスの『従魔』をタップして項目を辿っていけば、モモと魔力で繋がってるのは分かります。

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