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モモちゃんの守り石

ある日の夜、ナナはお風呂上りにモモを膝にのせて、ソファでまったりしながらスマホのマイステータスを見ていてふと思った。


『得意魔法』の『金属』ってなんだろう?


名前からは、どんな魔法かまったくイメージできない。


ナナは、初めてマイステータスを表示させた時、片っ端からタップしてたから、多分1回は見てると思うのだけど、まったく覚えてない。


「とりあえずタップ」


ナナは、『金属』をタップした。


『金属に特殊な性能を付加する魔法』


「特殊な性能」


特殊な性能って、アクセサリーにも付けられるのかな。


ナナは、ロックのピアスを思い出す。


ああいうの、私にも作れるかな。


ナナは、考えを巡らせる。


ロックのピアス、小さめだったけど、付加した金属の大きさで効果の違いはあるのかな。


付加できる効果に制限はあるのかな。


地球の金属にも付加できるのかな。


考えれば考えるほど、どんどん試したくなってくる。



ナナは、キャリーバッグから、アクセサリー材料の木箱を取り出す。



天然石との相性はどうなんだろう。


付加に、天然石の力を乗せたりできないのかな。


ナナは、昔から大切にされていた物や言い伝えには意味があると思っている。

だから、天珠や勾玉みたいな、お守りとしての天然石を信じていた。

スピリチュアルでパワーストーン的な何かというより、もうちょっと身近で当たり前な何か。


太古の昔から世界の色々な所で、別の暮らしをしていた人たちが、様々な石を身に着けている。

宝石や貴石だって同じだ。


ナナの指が、天然石ビーズのケースをなでる。



「ナナちゃん、この石好き。欲しいな」


モモの声に、ナナが顔を上げる。


いつの間にか、モモがナナの膝に座っていた。


「じゃあ、これはモモちゃんにあげるね」


モモが欲しがったのは、カーネリアン。きれいな朱色に蜂蜜色の線が映える。

カーネリアンは守りの石だ。


ナナは、カーネリアンにステンレスのTピンを通して丸ヤットコで先を丸める。そこに丸カンをつけて、シンプルなペンダントヘッドに加工した。


使っている金属に魔法を使う。



まずは、Tピン。


「健康」

体力がどんどん回復してイキイキと健康に遊ぶモモをイメージする。

イメージそのままに、体力回復と念じながら、Tピンに金属魔法を使う。


次は丸カン。


「守護」

大きな衝撃から衝撃吸収材で守られてるモモをイメージする。

イメージそのままに、衝撃からの保護と念じながら、丸カンに金属魔法を使う。


2つの魔法をかけた後、手元のペンダントヘッドがふわっと光った。


念のため、鑑定をかける。


『カーネリアン。健康と守護を祈願した守り石。体力回復と衝撃からの保護が付加されている。モモ用』


ナナは、小さく「よっしゃ」と呟いて、にんまりと口角を上げた。


薄茶のヘアゴムに、カーネリアンのペンダントヘッドを通す。


モモの首に合わせて長さを決めて、結び目が目立たない結び方で輪を作る。


首輪に慣れていない猫が身に着けるなら、伸縮性のあるヘアゴムが良い。あまり抵抗なくつけてくれる。


一見革紐に見える太さがお勧めだ。



今日は、ナナが初めて金属魔法に気づいて、地球では作れないアクセサリーを作った日。


ヘーリオスのアクセサリー作家として、ナナが動き出す。



首輪が嫌いな猫ちゃんも、ヘアゴムの輪っかなら受け入れてくれる場合があります。

災害に備えて、飼い主さんの携帯番号などを記載した迷子札をつけていると、災害時に万が一離れてしまっても、再会できる可能性が上がると思います。

長さを変えられる革紐の結び方で細いヘアゴムを結ぶのもお勧めです。

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