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四季の鏡  作者: 八重中子
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1 四季の鏡が割れた!?

ここは神界。人間界とは直接かかわりはないが、そこで起きる物事は人間界に少なからず影響を及ぼす。


                   〔割れた鏡〕

「大変だ!四季の鏡が割れてしまった。四季の鏡がないと、人間界はいずれ滅びてしまう。四季の鏡は小さな破片となって、十二か月の精霊のもとへと散った。早く探し出さなければ」

そう慌てている老人の目は、人間界のある女の子をとらえた。女の子はバラのとげが指に刺さり、顔をしかめている。

「六月六日……。精霊を信じている……。完璧だ。」

そう老人はつぶやいた。



美季はスキップしながら歩いていた。今日は六月六日。美季の誕生日なのだ。

「あ、きれいなバラ。」

そう美季はつぶやいて、バラのところへとスキップしていった。しばらくバラを見つめていたが、突然顔をしかめた。

「いたいっ!バラのとげだ……。誕生日なのに、ついてない。」

そう言った美季は、バラの葉を恨めしげに見て、凍り付いた。そこには、普通ではいるはずのないものがいた。



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