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真田影丸シリーズ  作者: じーま
真田影丸の武勇伝
1/1

開演

肌寒い冬の夜、

蝋燭の灯りが部屋を照らす。

そのか細い灯りを頼りに女は筆を進める。


「……よし、これで完成」


二十を越えているであろう年齢の女は涙を流しながら、出来上がったばかりの書物に視線を向けている。

女は大切な思い出を思い出し、涙が止まらなくなる。


みんなと過ごしたあの日々、

もう戻ってこない大切な時間。


私の憧れていた人はもう戻ってこない。

幼かった私にはわからなかったが、もしかしたらあれは私の初恋だったのかも知れない。


「出来たのか? お主の最後の作品とやらわ?」


家の入口に一匹の犬がいた。 昔を思い出して泣きじゃくっていたから気付かなかったが、どうやらもう朝になっているようだ。


私は明るく笑顔に答える。

泣くのはもうやめだ。

あの人は私の笑顔をひまわりのようだと、

よく笑って言ってたっけ。


「うん、 出来たよ」


そうかと犬は頷く。


「あいつも喜ぶだろうよ、 お主がこんなに立派に成長して」


私はあれから小説家になった。

時代も戦国の時代から大江戸時代へと変わった。

天下が統一し日本がひとつにまとまり平和になった。


「作品のタイトルはどんなのにしたのだ?」


ふと犬=ペス太郎が聞いてきたので私は答える。


「タイトルは……」





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

著者; 真田千登世


タイトル【真田影丸シリーズ】

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これが私の小説家としての最後の作品になるだろう。



私の憧れたあの人と、

私の大好きだった仲間達との大切な物語ストーリー

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