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第15話 鎌倉遠足への話し合い

学級活動の時間だ。

担任の吉田先生はクラス委員に進行を任せてクラス会の段取りを見ている。

由美が号令をかけて開始する。

由実「きりっつ礼お願いします」。


「今日は遠足の鎌倉へいくことの話し合いを行います」。

「まずグループごとに回るコースを決めるため」。

「班を作ってください」。

「このクラスは32人なので4人グループを8個作ってください」。

「それから班ごとに回るコースを決めます」。


班決めでがやがやする。

入学式からだいぶたつので。

うちらのクラスもグループにまとまってきた。

でも大きいグループは4人以上いるので。

決めるのはそう簡単に分れられない。


うちらはわたし、千尋、由美、さくらで速攻で決まった。

あるグループはひとり別のグループに移籍しないといけないので。

じゃんけんで負けた人を別グループに所属させようとしている。

グループ以外でもこのクラスは仲がいいほうだと思うので。

移籍もすんなりといった。


「次にグループリーダーを決めてください」。

わたしたちは役員やってるので。

話し合いで千尋にリーダーをしてもらうことにした。

千尋はわたしリーダーシップないからまとめられないかもていってる。


わたし「やんちゃなのはさくらくらいで」。

「うちは問題起こらないから」て説得したら。

さくら「わたしが問題児みたいな言い方やめてよね」

おでこでこピンされた。


由実「それではリーダー決まりましたら次は回るルートを相談で決めてください」。

人数の関係上2グループに分かれてしまったとこは。

相談して別グループでも同じコース回ろうかといっている。

そういうのもありなのだ。


うちらは行きたいとこ行ってほかのグループとかぶったら一緒に回ろうということになった。

学校の行事は忙しい。

最近入学式やったと思ったらもう遠足の相談だ。

遠足行く日はしかも中間考査のすぐ後だ。

あわただしいたりゃありゃしない。


5月の末なので。

アジサイ見れるかどうか微妙で。

梅雨にはさすがに入らないかもだけど天気も心配だ。

晴れたら暑い時期だろうし。


千尋「どこいきたい?」

わたし「鶴岡八幡宮、大仏、長谷観音」

さくら「優はみんなが行くとこしか考えられないの」

「みんなとそれじゃかぶるよ」


「アジサイなら明月院とかもいいらしいよ」

わたし「そかあ。アジサイかあ」

由実「長谷寺もアジサイあるよ」

わたし「それじゃあ両方行こう」

由実「でも方角が逆だけどね」


由実「クラス委員がでる学年会で帰りは北鎌倉からでも帰れるように相談すれば全部まわれそう。」

「電車で行くみたいだし」

わたし「でも全員集合で帰らないといけないんじゃ」

由実「そっかあ」

「先生に聞いてみる」


「吉田先生帰り北鎌倉から現地解散してもいいですか」

先生「みんなちゃんと集まってから解散したいからそれはむずかしいわ」

由実「最初の集合も北鎌倉からじゃだめですか」

先生「津田沼集合で何人出席したか確認するから行きは北鎌倉で降りても構わないと思うわ」


由実「じゃあ北鎌倉で降りて明月院回って鎌倉ついてから江ノ電で長谷寺行こう。」

「明月院長谷寺大仏と欲張りコースよ」


さくら「お昼食べるとこ決めた?」

由実「さくらは食いしん坊なんだから」

「建長寺のベンチでお弁当食べる予定だけど」

さくら「9時半くらいに北鎌倉つく予定だから」

「明月院見て建長寺まで歩いてお昼過ぎかな」


「あとは長谷寺大仏みて解散まで戻ってこれるかな」

「やってみないとわからないね」


「時間余ったら鎌倉駅周辺の店見たり鶴岡八幡宮みてもいいし」。

「実際歩いてみないと時間わからないわね」

由実「さくら食いしん坊なだけじゃなく時間配分計算してたのか。」

「ちゃっかりしてるなあ」


千尋「北鎌倉から鎌倉にあるくの結構距離あると思うわよ」

「ガイドブックもってきちゃった」

わたし「おお地図がある」

「結構距離あるね」


千尋「円覚寺とか浄智寺とか見てたら時間なくなるかもね」

「長谷寺は江ノ電乗ればすぐみたいだけど」

「あと建長寺のベンチでお弁当食べようてことになってたけど」

「雨なら厳しいね」


由実「寺院の屋根の下で食べるわけにはいかないしね」

「明月院の近くにおそば屋さんあるけどそこはいる?」

「場所が場所だけに込みそうだけど」


千尋「持参のお弁当食べるとこないから雨だと」

「どこかお店入ろうか」

由実「そうしようか」

千尋「週間天気次第かな」

「梅雨の前だろうし」


先生「今日はここまで」

「みんな席に戻って」

「学級委員号令の挨拶」

由実「きおつけ。礼。ありがとうございました。」

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