第12話 日曜礼拝
今日は学校休みだけど。
日曜礼拝のために。
教会は解放されてる。
司祭さんは。
二人交代で出てるので。
日曜日もいる。
中庭は中学と高校が使える共同の場になっており。
そこには教会がある。
小学部の子たちも利用する。
大丘女学園はカトリックの学校だ。
日曜にもかかわらずそれなりに生徒は来てる。
礼拝のためだ。
中高合わせてそれなりの人数だ。
中庭で待ち合わせてると。
千尋 → わたし → 由美 → さくらの順番に来た。
待ち合わせで早い順は定着しつつある。
教会に入ると。
聖書の朗読が始まっていた。
中学からだしわたしは信心深いわけではないが。
これたら日曜礼拝も出られたら出たほうがいいかなと思う。
ただカトリックでは同性愛はもちろんおかまも罪深いものとされている。
でも神は罪深いものにこそ救いの手を差し伸べてくれるのではないだろうか。
罪深さを自覚してるのだから。
おかまなのがばれませんように。
アーメンと祈っておいた。
さくらと一番仲良くて。
いつもじゃれあってるが。
由美と千尋とも仲良し。
女にならなかったらこんな大切な友達できなかったろうし。
神様に感謝している。
キリスト教では信仰が第一だから。
神を信じない者は地獄いきだから。
わたしにあってる気がする。
今はとても幸せで神様の有難さに感謝している。
「由美ロザリオ持ってるんだ」。
「わたし小学部からいるから」。
いいな。
「次回のキリスト教の授業でもらえるみたいよ」。
「貰うっていうか教会への寄付でもらえるから」。
「買うみたいなもんだけど」。
わたし「そっかあ」。
「ロザリオてキリスト教で使うの?」
由美「マリア様にお祈りするときに使うの」。
「プロテスタントじゃ使わないかな」。
さくら「静かに聖書の朗読聞かないといけないのか」
「退屈ね」
由美「小学部の子騒いで怒られてる」
「ほんの数か月前小学校だったしさくらも騒ぎたいんじゃないの」
さくら「優くすぐってあげる。」
わたし「くすぐったいよ。あはは」
「そこ静かにしなさいて怒られた」
わたし「さくらのせいなのに。なんでわたしまでおこられて」
さくら「いいじゃない。退屈しのぎになったでしょ。」
礼拝が終わり帰ろうかてことになった。
さくら「つまらないわ。二度と来ないかも」
「授業でもキリスト教の授業あるしそれでたくさんだわ」
由美「神聖な環境にいることもいいことよ」
さくら「由美は小学校からああいうのに慣れてるからいいかもだけどさ」
「つまらないわよ」
「でも待ち合わせで日曜合う口実にすればよいか」
「今日もこうして会えてるんだし」
「ささゲームセンター行こう」
「プリクラ撮りに」
「プリクラで詐欺写メつくるわ」
「仲良し4人組というかプリクラ一緒にとること自体初めてじゃない」
「綺麗にとれたね」
「なんて字入れようか」
「ベストフレンドでいいや」
「ハートマークも入れよう」
「学校のついでだから制服で撮れてよかったね」
わたし「でも大丘女学園の制服でこんなとこうろついていいのかな」
「ばれたらやばいよ」
さくら「優は心配性なんだから」
「大丈夫よ。久しぶりに格闘ゲームやろう」
「この女の子素早い攻撃得意で使いやすいんだから」
女の子でも格闘ゲームなんてやるんだ。
まあさくらだからな。
「アー負けちゃったわ残念」
わたし「クレーンゲームでこのぬいぐるみほしい」。
さくら「うちがとってあげるよ」
「ああ少し浮き上がったのに」。
「動いちゃって」。
「逆にとりにくくなったかな」。
「残念だ」。
わたし「さくらもういいから」
「挑戦してくれてありがとう」
さくら「このオンラインクイズをやろう」。
わたし「さくら帰ろうよ」
さくら「一回だけ勝ち抜き戦やらして」
「アー負けちゃった」
「3回戦っまで進めたんだけどな」
由美「今日は帰ろうか」
「また明日学校で」