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祈唄  作者:
第2章:岐路
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12.待ち合わせ

 勤務時間の終了を迎えたのと同時にユウは、お店を飛び出した。約束の時間まで、少し余裕があるのだがそれを悠長に構えていられるはずもなく、とにかく駅へと向かった。


 そして駅前のロータリーに着くと交番近くのレールに腰かけ、菜月が来るのを待つ。


 いったい、どうしてしまったのだろうか。

 

 突然の玲の行動にユウは、ただ混乱するばかりだ。自分から見た玲は、落ち着いた大人の男。だから、何か考えがあっての事だとは思う。


 「だけど、こんな大事な事はちゃんと話して欲しい」


 例え、自分を引き取ったのが気まぐれだとしても。一応、一緒に住んでいるのだから話して欲しいと思うのは、いけないことなのだろうか。


 「ユウちゃん!! お待たせ!!」


 その声にユウは、パッと顔を上げ、聞こえてきた声の主を探そうと周囲を見渡す。すると、バス停近くに菜月の車が止まっていて、車の運転席側の窓を開け大きく手を振っている姿が目に入る。


 「菜月さん!!」


 ユウは、急いで菜月の元へと走った。そして、助手席に乗り込む。


 「お待たせ。ここじゃなんだし、夕飯を食べながらゆっくり説明するわね」

 「お世話をかけます」

 「いいのよ、私もユウちゃんに話したいことがあるしね」


 菜月は、いつもの様に明るい笑顔を浮かべると鼻歌を歌いながら車を走らせた。ユウは、そのいつもと変わらない様子にホッとしつつもこれから何が起こるのか不安でたまらなかった。

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