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祈唄  作者:
第2章:岐路
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10.メール

 全力疾走したおかげで、何とかバイトには間に合った。勤務先のコンビニの従業員スペースに駆け込むと同僚達には、驚かれたが。

 「遅刻しそうになったから」と笑ったら、元気そうで良かったと言われた。その言葉で自分が急にシフトに穴を開けたことを思い出し、頭を下げ謝罪する。

 「体調には気を付けてね」と店長達に言われたので、もう一度謝罪すると皆許してくれた。

 (いい人達でよかった)


 ユウは、同僚達の優しさに触れ、次からは何があっても穴を開けないと心に誓う。そして、休んでしまった分を取り戻すかのように必死に働いた。


 「ユウちゃん、お昼取って」

 「はい。お昼頂きまーす」


 時計を見ずに働いていたら、いつの間にかお昼を過ぎていた。今日は、三時までなのであと数時間で仕事は終わる。

 高校への課題提出の期限がせまっているので、しばらくバイトを抑えている為だ。


 コンビニの制服である上着を脱ぎ、店へ周りおにぎり数個とお茶を購入し、外へと向かう。晴れていたら、基本は外で食べるのがユウの常だった。


 いつもの公園のいつものベンチ。

 そこに腰かけるとユウは、黙々と食事を取り終えた。


 「さてと、返事は来てるかな?」


 携帯を取り出し、メールの着信を調べる。すると、優君と菜月さんからメールが来ていた。優君からのメールは、自分と優華達に送られたもの。

 今は実家に帰っていること、そして月曜は直接学校に行くことが書かれていた。

 ユウは、改めてお礼のメールを送信しておく。


 そして、本題の菜月からのメールを見た瞬間、ユウは絶叫してしまう。自分が外にいることを忘れて。


 「嘘でしょー!!」


 菜月からのメール。そこに書かれていた衝撃的な内容。それは…………。


 ――――――玲は、会社を辞めたのよ。他のメンバーに社長を譲って。

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