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プロローグ
私は神である。
君は日常に退屈してはいないかな?
ストレスを感じてはいないかな?
鬱屈とした感情を胸にとどめてはいないかな?
この世が滅べばいいとどこがでおもっていないかな?
ではでは、私が少し、面白くしてあげよう。
まず、七人の魔人を配置しよう。
彼、もしくは彼女らは一般社会に溶け込み一般人のように過ごしながらも実は魔人と呼ばれる強大な力を持つ規格外である。
そんな彼、もしくは彼女らがこの世に存在するのなら、それは面白いと思わないかね。
…そんな者はいない。
君は今、そう思ったかな?
戯言を紡ぐ私に不快感を抱いたかな?
妄想を語る愚者を見下すように蔑んでいるのかな?
まあいいだろう。そのうち思い知る。
君たちの絶望は、私にとって最高の愉悦なのだから。