冒険者としての日常を謳歌する。
この作品を選んで、お読で頂き、ありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
エリナは無事にはルドルファン伯爵も王都から帰ってきた翌日には冒険者としての日常に戻り、冒険者ギルドへ行って掲示板にある常時依頼の薬草採集の仕事を受けて森へ行く。
それは口実で森の中に入ると先ずは薬草採取をしてから森の奥へ行き、ユランとハクランとコランに実践訓練と運動も兼ねて魔物の討伐をさせる。
エリナはユラン達の援護をする為に魔力を抑えて風刃と火球の攻撃魔法を放ち、意識して加減する事で森に被害が出ない様に気を付けている。
「ユラン、後方に気を付けて来るわよ、エッイ、ファイヤーボール、ふぅ~、危なかった」
「あっ、すいません」
「油断しちゃダメよ、しかし、この辺はブラッドウルフの群が多いわね、あら捨て猫かしら可愛いわ怪我してるみたいね、フランナの従魔にしようかしら」
エリナは怪我をしている白銀の虎の子供を拾い、怪我を治癒魔法で直してお持ち帰りする。
「エリナ様、そろそろ戻りましょう、50体以上は討伐しましたよ」
ハクランがエリナに戻る様に進言する。
「そうね、ユラン、コラン戻るわよ」
「「はい」」
「ユランの分だけ冒険者ギルドへ出しましょう、報酬はユランの小遣いね」
「あっ、はい、ありがとうございます」
エリナとユランはハクランの背に乗って、ハクランとコランは街に方へ向かって森の中を駆け抜ける。
「エリナ様が抱えているのはシルバータイガーですかね、珍しいですね変異種かも知れませんね」
ハクランが白銀の虎の子を見てエリナに言う。
「変異種だから捨てられたかもね」
コランも白銀の虎の子を見て思った事を言う。
「そうかもね、フランナの従魔にしようかなと思っているの」
「いいかもしれませんね、子供の頃から飼いならせば従順な従魔になります」
森を駆けぬけて街道に出ると街道を走り、街の入場門の所まで走る。
「お帰りなさいませエリナ様、抱えている白銀の虎の子は従魔になさるのですか」
「うん、フランナの従魔にしようと思っているの可愛いでしょう」
「お嬢様のですか、きっと喜びますね、どうぞお通り下さい」
「うん、ありがとう」
エリナは門番の衛兵の敬礼されてハクランに乗ったまま門を通り街へ入る。
街へ入るとそのまま冒険者ギルドへ行ってユランの分だけウルフの魔物を解体場の受付に出して13万ディラの報酬を受け取りユランに渡す。
「はい、ユランの報酬よ、マジックバッグの中に仕舞ってね」
「はい、ありがとうございます」
ユランはエリナから報酬を受け取りマジックバッグの中に仕舞う。
エリナ達は直ぐに冒険者ギルドから出て、伯爵邸へ戻って白銀の虎の子をフランナに渡して従魔契約させて上げるとフランナは喜び抱きかかえる。
「フランナ今から従魔契約するから、その子の頭の上に手を当ててくれる」
「うん、こうね」
「うん、それから魔力をその子に魔力を注いで名を与えるの」
「うん、分かったわ、魔力を注ぐのね、う~ん、名はランズと命名します」
フランナがランズと名を付けるとランズとフランナの身体が光に包まれてパスが繋がると光が消えてゆく。
「わぁ、嬉しいこんな可愛いランズを従魔に出来るなんて」
フランナはランズを抱き上げてランズの頬に頬擦りする。
「うんうん、これでランズはフランナの守護獣の役割を果たすわ、フランナもこれから馬車で遠出する時はランズと一緒に居れば、万が一盗賊に襲われた時に盾になって守ってくれるわ」
「エリナはそこまで考えくれているのね、ありがとう。あっ、そうだ。商会を呼んでランズに家紋入りの首輪を作らなきゃね、ルドルファン伯爵家の従魔である証になるわ」
フランナはランズを抱いたまま、母親のミランダの部屋へ行く。
フランナが母親のミランダに白銀の虎の子であるランズを見せると、ミランダもランズの頭を撫ぜて母娘でランズを愛でる。
「まぁ、可愛いわね、どうしたの」
「お母様、エリナが森で見つけて連れて来てくれたの、私の従魔にする為にね、それで私がランズと名を付けて従魔契約したの、この子に家紋入りの首輪を作りたいだけど商会を呼んでもらえるかな」
「そうね、ついでにランズちゃんの身の周りに必要な物と餌のお肉も買いましょうか、ルイス、お願い出来る」
「はい、直ぐに商会に手配いたします」
ミランダの専属侍女のルイスが手配する為に部屋を出る。
「うふふ、エリナちゃんったら令嬢が盗賊に狙われやすいという話を聞いて、心配になってフランナにも従魔を用意してくれたのね」
「うん、そうみたい、馬車で遠出する時に一緒に居れば万が一盗賊に襲われても盾になって守ってくれると言っていたわ」
フランナとミランダはランズを優しく撫ぜながら、ランズを従魔にしてくれたエリナに感謝する気持ちでいっぱいになる。
フランナは翌日から勉強やマナー教育などの合間の空いている時間を利用して、衛兵の訓練場を行ってランズに玉を投げて拾ってこさせたりして運動も兼ねて訓練をさせる。
エリナはユランとハクライとコランと共に森へ行き、いつもの様に薬草採集してからユランの実戦訓練も兼ねて皆で森の奥へ行って魔物の討伐を行なっていた。
そんな日々を過ごして3カ月が経ちフランナの従魔のランズも体調が1mほどに成長したので、フランナの攻撃魔法の実践訓練も兼ねて森へ行く事になった。
「ランズもだいぶ成長したわね、そろそろ魔物退治の実践訓練もした方が良いかもね」
エリナがフランナに提案する。
「そうなの、ねぇ、お母様、私もそろそろ攻撃魔法が魔物に通じるか試したいから、ランズと一緒に森へ行きたいわ、ダメかな」
「そうね、エリナちゃんとハクランとコランも居るし、ユランも一緒だから大丈夫だとは思うけどエリナちゃんフランナの事を頼んでもいい」
「勿論です。最初だからゴブリンが多くいる森の方へ行きますね」
エリナは安全第一に考えてゴブリンが多く生息する森を選んでミランダ夫人に提案した。
そんな経緯があり、エリナはフランナとランズを連れてゴブリンが多く生息する森へやって来て、フランナとランズの実践訓練をしている。
フランナはエリナとの魔法の鍛錬をしていたお陰で風属性と氷属性が使える様になり、ゴブリンに風の刃の攻撃魔法で既に5体も倒している。
「フランナ、まだ行ける」
「うん、まだ余裕よ、ランズが止めを刺してくれるから一回の攻撃ですんでいるわ」
「そうだけど、そろそろここから離れて安全な所まで行って休憩しましょう」
「うん、分かった。ランズこっちへ戻って来て」
「ガウー」
ランズがフランナに呼ばれて直ぐにフランナの所へ駆け足で持ってくる。
それから安全な所まで戻りシートを敷いて、その上に座るとエリナが異空間収納から水筒を出して、フランナに渡して一息いれさせる。
「フランナ、今ので戦闘レベルが2まで上がったわ、一気に上げると幼い身体には負担が大きいから徐々に上げて行きましょう」
「エリナも最初はそうしたの」
「うん、私も食料を得るために近くの森に生息していた一角ラビットを二体とか三体くらい倒して戦闘レベルを徐々に上げていったわ」
「あ~、エリナの場合は生きるために必要だったのよね、でもそれって強い意思を持っていないと出来ない事よね、私にはマネできないかも」
「うん、そうかもね、でもお母様にある程度生きるために必要な魔法を教えてくれたから出来たことよ、そうでなければ私も何もできずに餓死してたでしょうね、お母様には感謝しているわ」
「でも、それってエリナに才能があったから教えられたのでしょう、やっぱりエリナって凄いわよね」
「うふふ、お母様も魔法の天才だったから私にも才能があったのだと思うから、お母様を尊敬しているわ」
「エリナは本当にお母様が大好きだったのね」
「うん、お母様が大好きよ、今の私があるのもお母様のお陰だもの」
エリナは綺麗で優しかったお母様の事を思い出す。
少し休んでから、また森の奥へ行きゴブリン相手にフランナとランズを実戦訓練をして、戦闘レベルを3まで上げてその日は屋敷に戻った。
それから週に一日だけフランナとランズと一緒に森へ行きゴブリン相手に実戦訓練を行う様になり、フランナとランズの戦闘におけるコンビネーションもだいぶ形になってきている。
エリナもまたユラン達と共にオークが多く生息する森へ出掛けて行き、オーク相手に戦闘レベルを上げて三ヶ月経った頃にはユランの奴隷紋の解呪が出来るようになった。
「うふふ、やっとユランの奴隷紋を解呪できる様になったわ、覚悟は良いかしらユラン」
「あのエリナ様、何だか目つきが怖いですけど」
「しかし、ユラン、最近お胸の成長も著しいわね、何だか羨ましいわ」
「そうようね、私もお胸が大きくなりたいかも」
「何を言っているんですか、エリナ様とフランナ様のお二人で面白がって膨らんできた胸を揉むからですよ、いや~ん、止めてください」
「良いではないか、うふふ、本当に柔らかいわね」
「そうね、この感触はたまらないわね」
「二人共、お風呂の中で戯れないでくださ~い、止めてください~」
三人で入浴すると最近は何時もこうなるまでユランは出来るだけ避けようとするけど、エリナに誘われると断れないが実情である。
エリナはユランと戯れた後にお風呂から上がると、直ぐに胸の谷間の上にある奴隷紋に右手を当てて奴隷紋の解呪に挑む。
「さてとユラン、奴隷紋の解呪をするわよ」
「あっ、はい」
「うん、解呪」
エリナは右手に魔力を集めてから奴隷紋の魔力を注いでいく。
エリナがユランの奴隷紋に魔力を注ぎ解呪陣が展開されて、解呪されて行くと奴隷紋がジワジワと消失していき跡形もなく綺麗に消えた。
「ふぅ~、終わったわ、ユラン明日になったら冒険者登録しましょうね、そして念願のパーティーを組むわよ」
「あっ、はい、ありがとうございます。エリナ様」
ユランは胸元の奴隷紋が消えて素直に喜びはしたものの、これから先がどうなるのか不安も抱く。
「ユランは奴隷ではなくなるけど、私の侍女兼護衛である事には変わらないからよろしくね」
「はい、分かりました」
「うん、それじゃ、フランナの部屋へ行きましょうか、いつもの様にフランナの魔力の鍛錬をしてから、三人で寝ましょうね」
「そうね、ユランは今まで通りで良いのよ、よろしくね」
フランナがユランにの手を引き自室へ連れて行く。
フランナの部屋へ行くといつもの様にエリナとフランナが両手を繋ぎ魔力循環を10分ほど行い、終わってから魔力操作の鍛錬をユランも加わって三人で行ってから川の字になって就寝する。
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