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エリナはルドルファン伯爵領に帰る為に公爵領から旅立つ。

この作品を選んで、お読で頂き、ありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 エリナはユランを隣に座らせて、公爵家の家族と共にお昼ご飯を食べているとカレンお姉さまがユランの尻尾に目線が釘付けになっていた。


「お姉さまダメですよ、ユランの尻尾を撫ぜたくてウズウズしていますでしょう」


「エッヘ、あっ、バレたかしら、だって可愛いですもの、ハクランとコランの尻尾も可愛いけど、ぜひ撫ぜたいわ、ねぇ、ユランちゃん、少しで良いから後で撫ぜさせてくれる」


「えっ、あのエリナ様がよろしければ、少しくらいでしたら・・・」


ユランはエリナを見て困った表情する。


「ねぇ、エリナちゃん、お・ね・が・い」


「はぁ~、それでしたら夕方の晩御飯の前に少しだけですよ、お姉さま、これから、ハクランとコランと一緒にユランも冒険者ギルドまで散歩も兼ねて行ってきますから」


「あ~、ユランを従魔登録するのじゃな、まぁ、その方が街の出入りの時に便利ではあるな」

お爺様がエリナに確認の意味で言う。


「はい、本当は冒険者登録したいのですが、出来ませんので仕方がないです」


「エリナ、でも奴隷の場合は従魔登録証が発行されるから、それには討伐した魔物の履歴が残るだよ奴隷紋の解呪後に冒険者登録した時に実績しだいではDランクとかCランクの冒険者証が発行されるから良いだぞ」


「えっ、本当ですか、お兄様、あっ、あれですか冒険者の男性がパートナー兼妻として奴隷を買うからですか」


「あぁ、そうだね、強い冒険者になると奴隷を複数買って、いずれはパーティーを組む者もいるからな、だから奴隷の獣人の女の子の需要が割とあるんだよ」


「ならユランにも実績を作っておきます。教えて頂きありがとう、お兄様」


エリナはユランにもハクランとコランと共に魔物を討伐させようと考えた。


 お昼ご飯を食べ終わると、早速エリナはユランと共にハクランの背に乗って、コランも連れて冒険者ギルドへ向かう。


 冒険者ギルドへ着くとそのまま皆と中へ入ると、昼を過ぎたばかりで空いていたので、空いている受付カウンターへ行って冒険者証を受付嬢に渡して用件を伝える。


「あのこの子は奴隷なんですが、従魔登録したいのですが」


「え~と、エリナ・ユリシアナ様ですか、あっ、失礼しました。それではこの申請証にご記入お願いします」


受付嬢は最初は疑わしい眼差しでエリナを見たけど、名前を見て直ぐに気付き従魔登録申請書をエリナに渡す。


 エリナは従魔登録申請書を受取ると、直ぐに記入をして受付嬢に渡すと受付嬢は記した申請書を確認してから後方の担当者に冒険者証と従魔登録申請書を手渡す。


「ただいま処理致しますので、しばらくお待ちくださいね」


「はい、手数料は口座から引き落として下さいね」


「はい、畏まりました」


受付嬢は直ぐに対応する。


「あっ、そうだ。ユランにマジックバックを買いましょうか、確か30万ルディくらいで買えたわね、装備屋さんへ寄って行きましょうか」


エリナは処理が終わる間に思い付き、ユランに提案する。


「あの、私にそんな高価の物を買って頂いて良いのですか」


ユランは金額を聞いてビビり、エリナに確認する。


「うん、いいのよ、私の相棒なんだから、そのくらいは当り前よ、いずれ奴隷紋が解除出来るようなったら、パーティーを組むんだから」


「わ、わかりました。期待に添えるように一生をエリナ様に捧げます」


「う~ん、一生なんて大袈裟よ、私と共に幸せになりましょうね、ユランにだって幸せになる権利はあるわよ」


「幸せですか、そんな事を考えた事ないですが、私はエリナ様に買って頂いただけで幸運です」


「エリナ様、お待ちどうさまでした。こちらの従魔登録証明書は本人に持たせて下さいね、そうすれば経歴が残ります。冒険者証と明細書ですお返しします」


「はい、どうもありがとう、ユラン、はい、無くさない様にね」


エリナは従魔登録証をユランに渡して冒険者証と明細書は異空間収納に仕舞う。


「はい、では大切に致します」


ユランは取敢えず装備服の内ポケットに従魔登録証を仕舞う。


 冒険者ギルドを出るとエレナはユランと並んで街の中を散策して歩き、ハクランとコランはエリナの前後を警戒しながら歩く。


 冒険者ギルドと提携する冒険者専門装備屋を見つけて、エリナはユランと共に店の中に入り、ハクランとコランは入口の扉の傍でお座りして待機する。


 エリナとユランはマジックバックのコーナーへ行き、エリナは新品のマジックバックを手に取り表示されている機能と鑑定魔法で表示された機能を比較しながら真剣に選ぶ。


「う~ん、どれもいまいちね、他にないのかしら」


「あのエリナ様、私はあそこの中古品コーナーの物で良いですから、新品なんて贅沢です」


「中古品コーナーね、見てみましょうか、どれどれ、あっ、これいいかもポシェットタイプだわ、機能的でベルトで固定できるわね、剣士のユランに持って来いね。値段も手ごろだわ」


「あの、それでも50万ルディしますよ」


「いいのよ、さぁ、会計しましょうか」


「すいません、これを買います。会計をお願いします」


エリナは若い女性店員にポシェット型のマジックバックと冒険者証を渡す。


「はい、お受けたわまります。商品は袋に入れますか」


女性店員はエリナを見てから、冒険者証の氏名と年令を確認する。


「ううん、直ぐに使うからいらないわ」


「あっ、はい、直ぐに会計させて頂きます」


女性店員は少し驚いた感じで、会計処理の魔道具を使い精算する。


「はい、お待たせしました。冒険者証と明細書で御座います。お買い上げありがとうございます」


エリナはいつもの事なので、澄ました表情で冒険者証と明細書を受取り異空間収納に仕舞う。


「それではどうも、さぁ、ユラン、これを腰に締めて使ってね、さっきの従魔登録証をこれに仕舞うのよ」


「あっ、はい、分かりました」


ユランはポシェット型のマジックバックを受取り、腰にベルトを巻いて締めてポシェットを脇腹の位置に合わせてから従魔登録証を仕舞う。


 それからお店を出て、入り口で待機しているハクランとコランと共に公爵邸へ向けて歩き出し、ユランにマジックバックについて話す。


「うふふ、このマジックバックは優れものよ容量といい機能も良いのよ、公爵邸に戻ったら機能を再起動しましょう」


「そうなのですか??」


ユランはまったく分からないので、考える事を放棄してエリナに任せる事にした。


 公爵邸に戻るとすぐに部屋に戻りマジックバックから従魔登録証を念のために出してもらいユランから預かり、マジックバッグの機能を再起動させる為に再生魔法で修理する。


 マジックバックの表面を再生魔法で綺麗にしてから魔法陣を修副を行なって、それからオーナー登録をエリナにする。


「さぁ、ユラン、このバックに手をかざしてくれるかな」


「あっ、はい、これでいいですか」


「うん、それじゃ、使用者登録するからね」


エリナはユランの手の上に手を乗せて魔力を流して使用者登録を行う。


「はい、いいわ、これでユランも使えるわ、もう一度従魔登録証を仕舞ってくれる」


「はい、仕舞いました。何が変わったのかよく分かりませんが使えますね」


「え~とね、容量が二倍となってオークが20体分の容量ね 私とユラン以外は持てないし使用できないのよ、重量が200ガウンあるのよ、オークが二体分の重さと言えば分かるかな」


「え~、何か凄そうです。実感がわきませんが」


【エリナ様、ユランに私の加護を与えて良いですか】


ハクランが念話でエレナに伝える。


「えっ、加護を、別にいいけど、私も欲しいかも」


【エリナ様に私の加護を与えても、なんと申しますか意味がないと云いすか、エリナ様の天恵のスキルの一部みたいなもので効果が全く無いのですか】


「天恵って何と言うか万能よね、なぜかしら」


【エリナ様、天恵自体が上位の神の加護そのものなので万能は当り前だと思いますが】


「えっ、そうなの知らなかったわ。あっ、とにかくユランに加護を与えて」


【あのユランに屈むように伝えて貰いますか】


「良いわよ、ユラン屈んでくれる。ハクランから加護を受けるのよ」


「あっ、はい、屈めばいいのですね」


ユランが屈むとハクランがユランの額に右の前足を当てて魔力を流して足跡を付けると、足を離すとしばらくして消える。


【ユラン、私の声が聞えますか】


「あっ、これがハクラン様の声ですか、頭の中に聞こえてきます」


「あ~、パスを通したのね、それは便利ね」


【うふふ、それだけてはありません。ユランとは魔力の相性もいいので身体強化と加速と風魔法も付与出来ました】


「うふふ、それは良いわね、剣士に取って欲しいスキルね、良かったわね、ユラン」


「あっ、はい、ありがとうございます」


ユランはあまり理解できていないけど、取敢えず礼を言う。


コンコン。


「私よ、戻ってきているんでしょう」


「あっ、お姉さま、どうぞお入りください」


「うふふ、エリナちゃんが戻って来たと聞いて、夕方まで待てなくて来ちゃったわ。モフモフさせて今日が最後だもの、たっぷり味わいたいわ」


「アハハ、そうですか、ハクラン、コラン、それとユラン悪いけどカレンお姉さまにモフモフさせて上げてね」


「先ずはユランちゃん、尻尾をモフモフさせてくれる」


「あっ、はい、どうぞ、あまり強くしないでくださいね」


「うん、優しくするわ、うわ~、凄く気持ちいいかも、もう少しさせてね」


それからカレンお姉さまはユランの尻尾を両手で撫ぜたり頬擦りしてモフモフをしばらく味わう。


 カレンお姉さまはその後にハクランを横に寝かせてお腹に顔を付けて頬擦りしながら横になり、コランの尻尾を両手で撫ぜたり頬に寄せたりとモフモフをして幸せそうな表情をしがら小一時間ほど満喫する。


 その晩はエリナが明日の早朝にルドルファン伯爵の領地に帰ると云う事で送別会をして、お爺様が年に一度か二度は公爵領に来るようにエリナに約束をさせた。


 エリナとしてはいつ帰ったらいいのか分からないので、出来れば手紙を送って欲しいとお爺様にお願いして、年に二度はその時に帰る様にすると約束する。


 翌日の早朝にお爺様に見送られて公爵邸を出たエリナは後方にユランを乗せてハクランが早朝の街路をコランと共に走りぬけて領都の防壁の門へ向かう。


 門に着くとエリナが冒険者証を出すと、ユランはマジックバックから従魔登録証を出して衛兵に見せると敬礼して門を通してくれた。

お読み頂きありがとうございます。

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