耳掛けタイプのイヤホンを買ってみた話(イヤホンもヘッドホンも苦手な人は試す価値あり?)
近頃、耳に掛けるタイプのイヤホンが販売されているのだという。
耳の穴に入れるイヤホンや耳を覆う形になるヘッドホンではなく、耳に掛けて使うイヤホンなのだが、私は即座にコレだ!と思った。
当時、私は耳の穴にイヤホンを入れる、インナータイプのイヤホンを使っていたのだが、そのころ私は耳に強い不快感を感じていた。
その不快感とは、耳に圧迫感がある。耳が痒くなる。イヤホンが耳からよく落ちる。というものだった。、
これは、私の耳の大きさとイヤホンの大きさが合わなかったことが大きかったと考えている。
大抵のイヤホンはどんな人でも耳の大きさが合うようにSMLサイズのパーツが用意されているのだが、そのいずれでも合わない。
それによって耳に変な圧迫感があったり、少し体を動かしただけでイヤホンが耳からズレて落ちてしまう要因になっていたのではないだろうかと考えている。
そして私は、この不快感が耐えられるくらいの不快感であったため、我慢して使うものの不快感は続いているという状況でイヤホンを使い続けていたのだった。
また私は一時、ヘッドホンを使用していたことがある。
ヘッドホンの方がイヤホンより音漏れもなく、音が聴きやすいのではないかと思っていたのだ。
そして実際、イヤホンとヘッドホンで音質に差はないと思うものの、音楽に対する没入感や音漏れの心配がないという点ではヘッドホンの方が優れていると感じたのだ。
しかながら、ヘッドホンはとにかく耳の周辺が蒸れたのだ。
これは私に強い不快感をもたらした。とくに夏場は汗をかくのでとても使っていられない。そんなわけで、ヘッドホンはあまり使わなくなっていってしまった。
そんな日々を送っている最中に知ったのが、耳掛け式のイヤホンの存在であった。
耳の穴にイヤホンを入れないので、耳の穴の大きさによらずに使用することができるし、耳から落ちにくいらしい。耳が痒くなることも少なくなりそうだ。
関連商品のレビューを見ても評価はおおむね良好、着け方にクセがあるが慣れれば問題なく、音漏れの心配もないらしい。
というわけで、こんな良い商品はないと思い即座に耳掛け式のイヤホンを購入したわけであった。
さて、ここから耳掛け式イヤホンを使ってよかった点と悪かった点をあげていくのだが、その前に一般的に耳掛けイヤホンを購入する人の購入目的を挙げようと思う。
耳掛けイヤホンは一般的に音楽を聴きながら他の作業をしたい人に向いているらしい。
これは、通常のイヤホンやヘッドホンができる限り外からの音を遮断しようとしているところ、耳に掛けるイヤホンは耳を塞がないので、外からの音を聞きながら音楽を楽しむことができるということで、外からの音を遮断したくない人に向いているイヤホンとされているらしい。
なので、私の購入目的はどちらかというと耳の不快感をなくしたいというものだったが、こうした目的で耳掛けイヤホンを購入するのもいいのかもしれない。
さて、私が耳掛けイヤホンを使って良かったと感じる点は、耳の不快感がなくなったということである。この時点で私の購入目的の大部分は達成されたと感じている。
音質もとくに悪いとは感じない。私があまり音質を重視していないということもあるが、不満を感じる人は少ないのではないだろうか。
耳から落ちる感じもまったくない。
私は音楽を聴きながら顔を洗ったりハミガキをしているのだが、インナータイプのイヤホンをしていたときはよくイヤホンが落ちていたところ、そういったことがなくなった。
購入して良かった点はこれくらいだろうか。
次に耳掛けイヤホンの悪かった点をあげるのだが、それは耳が痛くなるということである。
これは、私がまだイヤホンの着け方に慣れていないということもありそうだが、私がメガネを使用しているということが大きいと思われる。耳に掛けたイヤホンとメガネが二重に耳の負荷になってしまっているのか、耳に痛みが出るときがあるのだ。
イヤホンやメガネの掛け方を調整すると痛みが出なくなるので掛け方を調整しながら使用しているが、この点は不便を感じているところだ。
この点について、耳掛けイヤホンには耳の付け根に掛けないタイプの耳掛けイヤホンもあるので、そのイヤホンを使えばメガネと干渉することもなかったと思われる。
耳掛けイヤホンで悪かったと感じるのはそれくらいだろうか。
ちなみに、私が耳掛けイヤホンの購入で検討したのはvictorとambieの商品であり、結局買ったのはvictorだったのだが、激安の海外製品でないならそれほど差はないのではないかと思われる。ambieは先ほど書いた耳の付け根に掛けないタイプのイヤホンだったが、あまり見かけないタイプのイヤホンなので躊躇してしまったところがある。
私の耳掛け式のイヤホンに対する総評としては、購入してよかったといえる。
耳の不快感が減り、イヤホンが耳から落ちることもなくなったのは大きい。耳が痛くなってしまうのはよくないが、掛け方を調整していくことで痛くならない掛け方を覚えていきたいところである。
イヤホンやヘッドホンについて私と同じような悩みを持っている人は試してみて損はないと感じるし、ながら作業をしたいときは耳掛け式のイヤホンを使い、音楽に集中したいときは普通のイヤホンを使うというのもいいかもしれない。
というわけで耳掛け式のイヤホンを買ってみた話になるのだが、最後にこんなことを言うのもアレなのだが、airpodを買うお金があるなら結局、それが一番良い選択肢だと考える。
なんだその結論と言われそうだが、品質の高さや日本でのブランド力などを考えるとairpodを買うのが間違いないと考えられるので、耳掛け式イヤホンはあくまでもイヤホンを買い替えたいときの選択肢の一つくらいに考えていただければ幸いである。