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49 右手が……。

「うがっ……!」

わたしは、聖堂前に作った亜空間の出口から勢いよく飛び出した。

そして先程から傷んでやまない自分の右手へと視線を下ろす。


「持ってがれた……。」


そこに右手はなかった。


さっきの『空間魔法』も無効化するあの歪んだなにか。

あれをかわしきれなかったんだ……。

やばいなぁ。


それを確認したと同時に、わたしは翼を開き、地上を飛び立つ。


行き先は……魔王城! あそこで回復の魔法とか使える人がいたら直してもらおう。もしいないなら、義手でもいい。

でも、今はとにかく逃げなきゃ!

あんなバケモンに追いかけられたんじゃ、いくら命があったって、全部なくなるよ!



今までにないスピードで、わたしは空をかける。

わたしの視界にはのんきにご飯を食べる門兵達が映る。


そしてそのまま、わたしは森の中へと入り、そこでようやく羽を休め、地上へと降りた。

「まぁ、ここまでくれば問題ないかな……。」

わたしは若干の不安はありながらも、そう呟き、大きな木の根に腰を掛けた。

そして、最強のはずの『空間魔法』が無効化され、さらには腕がなくなり、パニックになっていた自分を一度落ち着かせ、現状を確認することにした。


まずは腕だ。


わたしは再度腕へと視線を下ろす。

腕からは、全く血は出ていなく、痛みだけがそこにある。


痛い。けど、血が出てない? これなら出血多量で死ぬなんてことはなさそうかな。ってまぁ、よく考えればわたし人じゃないんだし、血なんてないのか。

一安心。


後考えるべきなのは、ラファエルについてだよね。


そういえば……アテナからは「ラファエルって名前の奴には近づいちゃだめ!死ぬからね~。」なんて言う言葉を聞いたことがあった気がする。


でも、それにしたってチート過ぎない?!

だって、わたしが持ってる魔法の中で一番、というか、この世界の中でも防御に関しちゃ最強に近しいはずの『空間魔法』で、空間ごと歪めたはずなのに、そんなのお構いなしにラファエルの手の上で作ったあの歪みは突っ込んできたし……。

まさか、ラファエルも空間魔法を使ったとか?!

いやいや、もしそうだとして、空間のゆがみと空間のゆがみが衝突したら相打ちになるんじゃないの?てか第一、『空間魔法』の効果は自分の心臓から半径70㎝以内に空間の歪みを発生させられ、生物以外になら付与可能。だったよね?

だから空間の歪みを飛ばすなんてこと、できるはずがないし……。


わたしは、そう考えるうちに、自然と右手に顎をのせようとした。


ってそうだ、右手ないんだった!

思い出したらますます痛くなってきた……。


取り合えず、アテナのとこに帰ろう!

それからラファエルについては考えればいいじゃん!


わたしは翼を開き、魔の国へと飛び始めた。


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