10 やっとの到着
「うがぁ~~!」/「やっと着いだぁ~~!」
ボク達は、町で見つけた高めの宿のベットで寝転んで叫んだ。
「ここまで大変だった~~!」
瑞稀はそう言ってから—この国、温泉あるらしいし、行こうよ!と続けた。
「そうだね~。」
ボクはそう言いながら、ここまでのことをふと思い出した。
ボク達がムズリムのくそ野郎の牢屋から脱獄し、追手からも逃げて何とか国王様のところにたどり着いた時、ボク達は兵士たちに囲まれていた。
まぁ、そりゃそうじゃん。だって、「国王様に合わせて」って言ったら「ダメ~」とかいうから、無理やり入ったんだし。
しかし、国王様は優しく、「どうかしたか?」と尋ねた。そして、僕たちが事情を話すと、国王様は迅速に動き、結局、次の日にはムズリムは捕まって、国王様からの、取り締まりが行き届かなかったことに対する謝罪がボクたちには来ていた。
そしてお詫びに、ウーニル王国とは国交を結び、聖女のサポートをすることを約束してくれた。
これは、ボクたちにとっても、国にとってもありがたい。
その上、「用意できる範囲なら何でも好きなものを用意しよう」と国王様は言ってくれたから、これから行く先々で背所の顔を知られたらいやだから、顔が見えないようになるものと、上等な剣と上等な杖をもらうことができた。
ちなみに、顔を隠すのは仮面なんかじゃなくてローブらしくて、それに付いてるフードをかぶると、周りから顔が見えなくなるらしい。ついでに、そのローブには魔力が漏れないようにする機能も付けてくれたらしい。
ただ、これを受け取るときに、どうしてもと国王様にお願いされて、ボク達はアルマ王国に向かうことになった。
国王が暗殺されるのを防いでほしい……らしい。
詳細はよくわからないけど、とにかく、式典の礼拝の時間にアルマ王国の国王様のそばで国王様を守ってほしいらしい。
アルマ王国とは国交を結んでいるから放っておけないみたい。
まぁ、そんなこんなで森の中とか、草原だとかを5日間近く歩き続けて、やっとの思いでここに着いたわけ。
ボクがそんなことを勝手に思い出していると、瑞稀は部屋の扉に手をかけている。
「早くいくよ!」
瑞稀はそう言って、扉にかけていた手を引いた。
「はいはい、行くよ。」
ボクがそう言うと、瑞稀は先を行った。
ボク達が宿に帰ってくると、外はもうすっかり暗くなっていて、夕食も済ませていたから、明日は早いし、早く寝ることにした。
~翌朝~
ボク達は、ものすごく早く起きて、国王様が祈るはずの一段上になっているところの近くに待つことにした。
2時間後。
ついに礼拝が開始された。
「よし、国王様を襲って来るとかいう不届きもの、返り討ちにしてやろう!」
ボクはそう言って礼拝のために目を閉じた。
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