36 素寒貧丸出し~~!!
わたしがその声の方へと振り向くと、そこにはわたしと同じくらいの背丈で、真紅の肩までの髪と目を持つ女性がそこには立っていた。
その人は、服は赤と黒で厚くて長く膝くらいまであり、短いズボンをはいているという、まさに現代的な格好をしている。こっちの世界に来て久々に見る格好!
わたしがそん格好を見てぼーっとそんなことを考えていると、その人は言う。
「あんた、魔力を隠してる気だろうけど、あたしの魔眼なら一瞬で見抜ける!その相当な魔力……何者?!」
「え……。普通のデーモン……。」
わたしの言葉を聞き、その人は驚いて言う。
「なっ!あんたあの幻の種、デーモンとかそっちの類か!……。いや、にしてもその魔力量、普通のデーモンなわけがない!」
その人はわたしに近寄ってくる。
うわっ。絶対なんか面倒くさいことになるって……。今のうちに逃げようかな……。
わたしは、少しづつ後ずさりする。
とその瞬間。
1メートルくらい空いていたその女の人との間は、一瞬にしてなくなり、今、まさに目と鼻の先にその人の顔はある。
「ねぇ、逃げないでさ、勝負しようよ!」
その人は言った。
はい、そう来ると思った~!
はぁ、どうしよう……。まぁ、断ったら断ったで面倒くさそうだし。
「いいよぉ……。」
わたしはそう返事をした。
わたしたちはその後、街の外れの方へ行き、いま、その草原に、2メートルほどの間隔をあけて向き合って立っている。
「それで?どうやったら決着になるの?」
わたしが2メートル先にも聞こえるほどの大きな声で言う。
「う~ん、どっちかが戦闘不能になるまで?」
「わたしに聞かないでよ……。」
「んじゃ、戦闘不能になるまでとにかく殴り合う!」
女の人は、ガッツポーズをした。
なんか物騒な戦いだなぁ。
そう思いながらも、一度乗ってしまった勝負だから仕方ないと、わたしは
「わかったー。」
そう言う。
それを聞いた女の人は、頷き、思い出したようにこう言う。
「あ、そうそう、あたしの名前はアテナ・ローナド。よろ!」
「わたしに名前は……。」
わたしは、そう言いかけて一度止まる。
だって、わたしは、白石真見。なんて言ったら、もうこの世界の人じゃない感満載じゃん。
ヤバいヤバい、なんか「素寒貧まるだし~!」みたいな感じになるところだった……。でもじゃあ、なんて言えばいいんだろう?
やっぱ普通いに名乗るのが一番早いんだろうけど、例えば前の世界でゲームで使ってた『シラマ』っていうのでもいいけど……?でも、なんか違和感あるし、やっぱ苗字は言わずにマミって名乗るのがいいかな!
わたしはもい一度言う。
「わたしの名前は、」
そしてこう続けた。
「マミ!よろしく、アテナ。」
わたしの名前を聞いて、満足そうにアテナは腕を組み、少し時間をおいて、こちらを見て口を開く。
「はい、始め。」
……。
は?!
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