33 サスト?なんかきもいんですけど。
ゴブリンキングの討伐
・場所…シスタルク王国第三門方向にあるシスタルク森林
・ゴブリンキング…ゴブリンの群れのボスで、普通のゴブリンの5倍ほどの大きさはあり、何かしらの武器を持っている可能性あり。
と紙に記されている。
わたしは取り合えず、その第三門へと向かうことにした。
向かう途中では、国家騎士のベレバ・サストとかいう金髪の20代のがたいのいい騎士の広告やらなんやらがたくさんある。どうやらこの国で最強と言われているらしく、すごい努力家で国民からの信頼も厚い、人気のある人らしい。わたしも尊敬できる。
わたし的には、広告の似顔絵の笑顔とかは、割ときもかったけど。
そんなたくさんのサスト達を見ながらも、わたしは第三門へとたどり着いた。第三門はちょうどわたしの入った門の真反対に位置している。
門兵さんにも討伐依頼の書を見せて通してもらうと、そこはだいたい10メートルほどの背の高い木々たちの森林になっていた。
国を挟んで反対側はこんな風になってたんだ!(わたしの来たほうは草原だったのに。)
わたしはその森林に踏み入れつつ、『魔力操作』の感知の方を使って周囲の魔力の反応を見てみる。
……。
「特に何もいない、か」
細かい反応はあるものの、あまり大きい魔力は見当たらない。
取り合えず、わたしは移動することにした。
と言っても、今は国の門の前。さすがに翼なんて出すわけにはいかないから、歩いていくことにした。
~30分経過~
戦って勝つ負ける以前の問題で、そもそもゴブリンキングなんていないんだけど?
探してる途中でただのゴブリンは何体か倒してきたけど、ゴブリンキングは一向に出てこないし、もう死んじゃってんのかな?
なんて思ってたその瞬間。
魔力の感知の端っこの方に、その辺の魔物より、はるかに大きい魔力の塊が感知できた。
わたしは周りを見回し、人がいないことを確認してから翼を開き、一気に木の上へと上がり、その反応の方へまっすぐ飛んでいく。
……。
いた!
そこには、普通のゴブリンよりはるかにごつい、明らかにゴブリンキングなやつがいる。
そいつの右手には石をたたいて作ったと思われる剣がある。
めんどくさそ。
そう思いながらも、とりま上空から『抹消の竜炎』を使ってみる。
しかし、そのゴブリンキングと思わしき魔物はびくともしない。そう、ステータスは1500以上ということだろう。
わたしはステータス強制開示でそいつのステータスを見る。
HP:4000/4000
STR:4300
DEF:5000
AGI:3200
MP:4000/4000
SP:6000/6000
あー、うん、まあまあだしいけるなこれ。
というわけで突撃!!
わたしは亜空間から、真っ黒を倒した時にゲットした剣を取り出し、『作り手』で、自分の持ちやすいサイズに加工し、細くしてみた。
そしてそのまま、急降下し、ゴブリンキングの背後に音もなく着地する。
わたしはそしてその勢いで、前にいるゴブリンキングの背中を黒い炎をまとった剣で斬りかかる。
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