25 洞窟にいた時と変わらないじゃん!
その瞬間、わたしに向いた方向にあった木がこちら側に向かってなぎ倒された。
わたしがそれを避けると、わたしの視界には赤い毛色をした4メートルくらいあるクマの魔物が入る。
え~、クマ~?!
わたしはそのまま180度進行方向を変えて、焦って逃げ出す。
クマたちはそんなわたしを何故か追いかけてくる。
は?わたしなんもしてないよね?!追いかける必要なかったりしない?ねぇ!
そんな調子でとにかく逃げ続ける。そのわたしを、変わらずクマは木々をなぎ倒して必死に追いかけてくる。
と、わたしはあることに気が付く。
前の世界の名残でついつい逃げちゃったけど、今のわたし、力あるし、あんなクマ倒せるんじゃない?
わたしはそのクマたちの間合いに入らない程度に近づいて、『ステータス強制開示』を発動する。
[ステータス]
HP:2100/2100
STR:2000
DEF:1900
AGI:1800
MP:600/600
SP:1600/1700
……。
倒せんじゃん!これ!
ってわけで早速わたしはクマたちの大群に向かって『爆炎大魔法』で炎を放つ。
すると、放った炎は紫色になっている。
魔法の属性が魔になるってこういうこと!
なんて思っていると、その魔法がクマたちに命中。命中したクマたちはどんどんと倒れていく。
しかし、大群の前にいたクマたちが盾になり、後ろにいたクマたちはそのままわたしに襲い掛かってくる。
個体によっては『抹消の竜炎』で倒せるやつもいるけど、ほとんどが『抹消の竜炎』は効かない。
わたしは後ろに下がりつつも、『電撃魔法・大』や『爆炎大魔法』を使ってどんどんクマの魔物たちを倒していく。
こうしてわたしがどんどんとクマたちを倒していってしまうと、あっという間に山火事となり、あっという間にあと一匹になった。
ただ、そのあと一匹は片目をに傷を負った、いかにも強そうなオーラがある。
こわぁ~。
そう思いながらもわたしは電撃魔法を放つ。
けれど、わたしのはなった電撃はクマのモフモフの毛に吸い込まれた。つまりあいつは電気耐性を持っている。
それなら、と言わんばかりにわたしは炎で反撃をするが、そのクマは見た目とは裏腹のスピードでそれをかわしてわたしへと迫ってくる。
そうして、わたしとクマとの距離が詰まった瞬間、わたしは『爆炎大魔法』で爆撃を打ち、クマのお腹に穴をあけた。
クマは倒れる。
一生懸命生きてんのに、ごめんね……。
わたしはそのまま、今まで倒したやつらの魔力を吸収する。
そして、方向が分からなくなったものの、わたしは取り合えず前に進み始める。
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