03 ボクの一日
こっちの世界に来て、5日は経った。
ボクたちは1日目に国王陛下に挨拶を済ませ、部屋ももらった。もちろん、憧れの一人部屋!
でもこの世界には科学と言う科学がない。電話、テレビ、ラジオ、要は一人部屋があるって言っても電子機器も何もないから、ホント意味ない。
っていう愚痴は、どうせ言ったって意味ないんだろうけど。
まあ、こんな話はここまでにして、
とにかく2日目からは魔法だの剣術だの訓練。それにこの世界についての勉強。魔法の先生はゲニスさん、あの人実は人類最強の魔法使いらしいんだよね~。剣技はアクロさんっていう国家騎士の人がやってくれてるんだ~。ちなみにめちゃくちゃ強い。どのステータスも1000前後のボクや瑞稀とは大違いだ。
ってことで今日も例外なくボクと瑞稀の部屋もあるこの城の中庭で魔法の訓練。ついでに魔法の訓練は面白いよ☆
今日はボクは回復魔法、瑞稀は聖炎魔法、それとここで習ってるもう一人の子のイズナは水魔法の練習。この世界は魔法はスキルとして持ってないと使えないっぽいんだよね。だから人によって練習してる魔法が違うんだけど……。
ボクって回復魔法の練習じゃん。なんでだかはわかるだろうけどよくネズミの死体を見たりするんだよね。最悪。
こう考えながらも、ボクが魔法の練習をしっかりとしていると、ゲニスさんが言う。
「うむ、やはり瑞稀殿はスキル『魔導士』と言う魔法使いスキルの中でも上から二番目のスキルを持っていて、その上『聖炎魔法』で見方を癒し、敵には瀕死の傷を与えられる固有魔法を持っていますからなあ。素晴らしい魔法の使いこなしですぞ!月渚殿も、うん……。」
左で練習していた瑞稀がこれを聞いて
「月渚殿も、うん……。だってさ。」
と耳元で言う。
「あーそう、剣術はどうかな?」
とボク。そう、ボクは剣術に関しては固有スキル『ソードマジック』と『剣の読み』を持っているから瑞稀よりはよっぽど上!なんて言ったって『ソードマジック』は剣に持ってる魔法の付与、『剣の読み』は相手が剣を使っているときのみ、一手先の剣筋を見ることができる。ふふん、どうよ?
とボクが自分の強さに浸っていると
「月渚殿、頭でなく手を動かしてください。」
とゲニスさん。そっか、あのひと思考読めるんだ……。
ボクは練習を再開する。
~お昼~
ボクたちはいつも中庭でご飯を食べる。
「う~ん!おいしい!やっぱりこのサンドイッチ最高!」
と瑞稀。
「あれあれ、太っちゃうよ~。」
ボクが言うと、瑞稀はほっぺを膨らまして
「もう!そんなことないもん!」
そう言って瑞稀はもう一つ取ろうとしていたサンドイッチを、取るのをためらう。
すかさずそれをボクが戴く。
~夕方~
今度は剣の練習だ。
剣の練習はひたすら打ち合う。
今日はアクロさんの指示でボクはイズナとの実践方式をやってみることにした。
「はじめ~。」
瑞稀が言うと、イズナは思いっきり剣を振り下ろす。
でも、それを『剣の読み』で知っていたボクはそれを剣で受け流し、イズナに斬りかかる。
ところがイズナはそれを間一髪のところで受けて、はじき返すが、ボクはそのまま打ち込む。
てやば!
一手先でイズナに剣が当たってしまうのが分かった。
どうしよう!
そう思ったとき、イズナとボクの間に入りボクの剣を人差し指で止める女の人が。
そしてその人が
「練習の時は木剣でやりなさい。」
と言う。
それを見てアクロさんは唖然。
どういう事だろうと思ったボクはその女の人に聞いてみる。
「あなた誰?」
「私ですか。私は5大天使の一人、ラファエルと申します。では、またの機会に。」
とラファエル。そのまま飛んで行ってしまった。
後から聞いたことだけど、5大天使っていうのはこの世で最強ともいわれる天使のことらしい。
~夜~
結局今日もいつもと同じ日々を過ごした。あえて言うなら5大天使の存在を知ったくらい。
こうやって毎日を過ごしている間にもみんなは苦労しているのかもしれない。
皆と会い、助けるためにもボクは一刻も早く強くならなくちゃいけない。
皆は今頃どうしているのかな。
ボクはそんなことを思いながら、夜空の見える窓辺に腰を掛けた。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなると思います!(希望的観測)
ぜひよろしくお願いします!




