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Raindrop  作者: 知美
3/3

 ヒヨドリに、追いかけられながら10分程経つと、漸く逃げ切れ、桜がキレイに咲いている所についた。

 まいたか?

「大丈夫か?」

「……疲れました。それに、雨まで降ってきましたね。僕、あんまり好きじゃないんです」

「天気雨だからすぐに、上がるさ。それに、ここにいれば美味しい物が飲めるから」

「! 美味しい物って、なんですか?」

「楽しみに待ってろ。桜がきれいだな」

「そうですね」

「ここは初めて、ヒヨドリに追いかけられた時に、たどりついた場所なんだ。その時は、ヒヨドリ達もここに来たから焦ったが、ヒヨドリ達の気が、桜の蜜にそれてくれて助かった」

「大変でしたね。その後はどうしたんですか?」

「ヒヨドリ達は、お腹がいっぱいになって何処かに、飛んで行った」

「よかったですね。忘れてくれて」

「そうだな。あっ、雨上がったな」

 辺りに甘い匂いがしてきた。

「いい匂いですね」

「さっき言った美味しい物は、この事だ。桜の花びらに溜まった雨水、飲んでみろ。うまいから」

「……はい」

 気に入ってくれるか……。

「! 美味しいです、アニキ!」

 よかった。

「雨が飴みたいな甘いジュースに変わるなら、雨の日が好きになれそうです」

「それはよかった」

「アニキ! 虹が出てます」

「キレイだな」

「はい。また、雨が降ったらここに来たいです」

「そうだな。また来よう」

 今日はヒヨドリ達に、追いかけられたけど、なんだかいい気分だ。ヒヨドリにお礼を言うには、変な感じがするが……。

「ありがとう」

「誰に言ったんですか?」

「ヒヨドリ達にな」

「……雨の日を好きになれたのも虹を見られたのもヒヨドリ達のおかげか……。ありがとう」

読んで頂きありがとうございました。

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