8話 覚えのない罪
8話です!
学校での事件の次の日、俺は学校に行って、生徒指導の先生に捕まり、生徒指導室に連れて来られた。
え?俺生徒指導先生に捕まる程の事はしてない筈なんだけどな、何でだろ?
あと、生徒指導の先生は若い男だ。
まあ、そんな事は置いておいて、何でなんだ?
めんどくせぇ予感が漂ってるな。
「先生?何で俺は呼び出されたんですかね?」
「はぁ、お前それを、本気で言ってたらなぐるぞ!」
「本気で分かりませんが?」
「あと、先生が、俺を殴ったら訴えますよ?」
「それは、先生を舐めているのか?」
「いいえ全く」
生徒指導の先生がだんだんと苛ついてきている顔を、している。
「お前は、前から腹立つやつだったからな、生徒指導の俺が今お前を、有罪だと上に伝えたら停学に成るだろうなぁ」
「そもそも先生? 俺は、何で今、こんな説教される為にあるような部屋に連れて来さされてるんですか?」
「お前本気でしらばっくれるつもりか?」
しらばっくれるも何も、ほんとに分からんからしょうがないだろ。
「だんまりか、まあいい、一応説明してやろう、お前は昨日クラスメイトの小鳥遊を泣かしただろ? その原因を、お前のクラスメイトに聞いたら口を揃えてお前の名前を出したんだよ。 そしてお前が何をしたのか聞いてみたら、お前のクラスメイトが、「教室に入ってきたと思ったら、挨拶をして睨んできた」と言う奴や、「小鳥遊を、言葉の暴力で泣かした」と言う奴も出てきた、挙句の果には「松田が小鳥遊に暴力をした」、と言う奴も出てきたぞ」
は? 何だそれ意味が分からん、向こうから来ない限り、俺がそんな事はするはずが無い。
何でそうなった?
ボッチで静かにしてた筈なのに、どこで間違えた?
そんな事を考えていたら生徒指導の先生が続きを話し始めた。
「それでだ、俺はこの話を上に持って行った、そしたらだ流石に暴力沙汰だ、緊急で職員会議が行われたそして、お前の担任だけがお前を庇いそれ以外の教師が、お前のクラスメイトの言葉を信じた結果が今お前をここに呼び出し小鳥遊と、小鳥遊の親に謝罪、1週間の停学処分になった、と言う訳だ」
「いやいや! 意味分かりませんよ!、何で俺そんなことした事になってんの?!」
「お前がそんなことしたからだ、少しは反省しろ!」
「反省しろって言われても、俺そんなことした覚えないですし、そもそも何で本人いないところで話進めるんですか?」
「それは、クラスの奴らが見たと証言したからだ」
「いやいや!おかしいでしょ!クラスの奴らがホントかどうかわかんないじゃ無いですか!」
「俺は、お前みたいな何考えてるか分からないやつよりも、お前以外の生徒を信じるほうがいいと思っただけだ、ほかの教員数もそう思ったんだろう、お前のクラスの担任でもありお前の姉でもある松田 奈緒先生以外はな」
くっそ、その話知ってんのかよ1年になったばかりなのにもう広まってんのかよ。
家族だから、ウチの姉ちゃんが俺を庇ってると思ったのか、なんか嫌な予感がしたから黙ってたのに。
誰だよ言ったの、多分有美だろうけどな!畜生!
色々考えて行動してたのに!
そんなこと考えていたら、生徒指導室のドアを、ノックする音が聞こえた。
生徒指導の先生がドアの方に行った。
そして入って来たのはウチの担任(姉)と、小鳥遊、小鳥遊の親だった。
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