7話 『ボッチ抜け出さす計画』失敗する
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「何なの皆!皆いつも優しいのに何で誠司くんには、悪口言うの!」
小鳥遊はそう言った。
俺の嫌な予感は的中した、どうすんのこれ?
収集つかないぞ、多分。
とゆーか周りの空気重すぎだろ!
まぁ、俺も原因の1人なんだけどな。
ほんと、どうすっかな?
あ、いい方法思いついた!
そう思い、俺は小鳥遊の方に歩いていき、俺はこう言い放った。
「小鳥遊、ほらな言っただろ?」
「どうせ無理だしなって」
ちょっと小鳥遊の顔が悲しそうになった気がする。
よし!これであとは俺が教室を出れば。
クラスの空気が、小鳥遊を慰める空気になり、俺はボッチのままで、小鳥遊も『ボッチ抜け出さす計画』を諦める、今日の授業をサボれる、これぞまさに一石四鳥!
「マジで、俺天才かも!」
そう思いながら俺は、空き教室に向かっていく。
空き教室でラノベ読むかな。
それにしても俺の、教室での行動どう見てもファインプレーだろ。
「あーいい仕事した」
「おい、松田ぁ何がいい仕事だぁ先生が聞いてやろうか?」
「うおっ」
「なんだよ、先生か」
俺がせっかく、気持ちいい気持ちでいたのにこの教師どうしてくれようか?
「なんだとはなんだ私は一応、お前の担任だ敬語ぐらい使え」
「その先生も俺の前じゃあ空き教室でぐーたらしていたら威厳とかないですよ」
先生は、ちょっとうろたえた。
「そ、それはそれだ今はそんな話じゃなくてだな、私がさっき教室に行ったら、小鳥遊が泣いていたんだ」
「ん?ちょっと待てよ、何で小鳥遊が泣いてんだよ?」
小鳥遊ってメンタルそんなに弱かったっけな?
「まあ最後まで聞け、それでだ私がなんで、小鳥遊が泣いているのかってクラスの奴らに聞いてみたらだ、みんな口を揃えてお前だって言ってたんだよ」
「はぁ、全く理解できませんねぇ」
「俺は、教室に入り挨拶をしただけで悪口言われたんですよ? あちら側の方がよっぽど悪に見えますがねぇ」
「私だってお前が、過剰に相手を不幸にさせないことしか言わないのは分かってる、逆に何であんなに悪口言われて言い返さないのか、心配になるくらいだ」
「だが今回は別だ、今回は言い返さないと相手が多すぎる、すぐ他の教師がウチのクラスの奴らを信じて、お前に注意してくるぞ?」
それは多分大丈夫ですよ、先生だって俺にはこれがありますから。
「何だ?携帯がどうした?」
「俺の携帯にはクラスの奴らの悪口を録音してあります」
「お前、そんな事までしてたのか」
先生が呆れた表情になっている。
「先生、だいぶ疲れた顔してますよ?」
「誰のせいだと思ってるんだか、はぁ まあいい今日は私の権限で早く帰らせてやるから帰れ」
そう言って先生は、教室の方へと行ってしまった。
「俺は、帰るとするかな」
そうつぶやきながら俺は、帰っていった。
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