オーク・ヴァンパイアの部
「じゃあまずはオークからだね」
「会ったことあるの?」
「あるよ。筋肉バカって感じの見た目を想像してもらって、肌をちょっと緑がかった黒、目を青、茶色の髪にすればそれ」
「髪色とかは全員一緒?」
「例外はないとされるけど、魔法なんかで変えられてたらわからないね。彼らは魔法下手くそだから滅多に使わないだろうけど、誰かにやってもらってたらわからない。オークは魔力量がほんとに少なくて、焚き火出来るくらいの火しか起こせないんだ。だけど、水の中でも生きていける」
「魚じゃないけど魚人みたいな感じ?」
「そうだね……どうしてなのかはわからないけど、水でも息が出来るし溺れないんだ。しかもすっごい速さで泳げる」
「謎すぎる……」
「不思議だよね。普段は陸で暮らしてるのに、いざとなったら海に逃げるんだ。多分、人から逃げる為にそういう風に進化したんじゃないかな」
「オークもやっぱ、嫌われてるの?」
「地域によるかな。力持ちだから助かるって、愛されてる村もあったよ。共存はできるけど、彼らは魔法を使えないから魔法で何かされたら抵抗する術がないんだ。だからまぁ、弱い人は助けるけどそれ以外からは逃げるって感じかな。見た目に反して臆病だしね」
「縄張りとかは?」
「どうだろう……彼らは群れないからそれぞれの陣地は取ってるだろうけど、オークの近くを通っても襲われたりしなかったような気がする。自分より力のあるって思ったやつに対しては敵対しないのかもしれないし、襲われなければ反撃しないのかもしれない。村で暮らしてるやつらは平和的だよ。荒々しいのはあまり見ないから、全体的にそうなのかもしれないけど」
「臆病だって言うしね。無闇に襲ったりはしないのか」
「そういうことだね」
「ふーん……じゃあヴァンパイアは?」
「ほぼほぼ作者のイメージ通りかな。ニンニクと十字架は効かないけど。あと日を遮るものがあれば昼間でも動ける。傘さしてて長身で、執事が着るような真っ黒な服着てたらそれだね。耳は少し長めでエルフ程じゃないけど尖ってて、牙を持ってる」
「血は吸う?」
「人によって味が違うから好まない奴もいるけど基本的には吸う。トマトジュースは殆どのやつが嫌い。ヴァンパイアの血を飲むと歳を取らなくなるって言われてるよ」
「トマトジュース嫌いなんだ」
「見た目は好きだけど、味は嫌いだから飲まないって。その代わりニンニクは割と好きらしいよ。自分から食べたりしないみたいだけど」
「へぇ……ヴァンパイアの血って美味しいのかな」
「人が飲みすぎることがないようにって不味くなってるらしいよ。鉄吸ってるみたいだって」
「そっかぁ残念」
「残念、じゃねぇよ……」
「てへぺろ。やっぱ、人とは違うんだねぇ」
「人外の血はみんなそんな感じらしいけどね。ヴァンパイアはわざと、特別苦く不味くしてるらしい」
「そう言えば人外たちの血の色は赤なの?」
「オーク以外は赤だね」
「ふーん。オークが1番人に近いと思ったんだけど違うんだね」
「まぁ、魔力量が違うからね。少なすぎるから血は赤くならないんだ。魔力量が多くても濃い赤になったりはしないんだけど」
「魔力量少ないと血の色変わるの?」
「不思議だよね。変わるんだ。青っぽくなる」
「へー……」
虫じゃないんだから、と思ったけど、オークの魔力量は虫らと同じくらいだから仕方ないのかな。
因みにこの世界、虫って全然いないんだ。
作者の世界でいう蛾や蝶みたいのは飛んでるの見たことあるけど、他の形のは見たことない。
魔力を抱えられないのかな?
蟻ってやつはほんとに小さいし、耐えられないのかも。
「これで全部解説したことになるかな?」
「そうだね……。ありがとうウル」
「今更だが、作者がキャラに用語を解説してもらうってどうなんだ?」
「まぁまぁ。オレはここに住んでるわけじゃないから」
「作ったの誰だよ。書いてるの誰だよ」
「メタイ話はそれまでにして……」
「はは、俺は楽しかったから別に気にしてないよ?」
「おいおい……」
「ありがとうウル……!ルイは文句しか言わないからギャッ」
ルイが作者を殴りに行った……。大丈夫かな。
「……とりあえずこれでお開きでいいのかしら?」
「そう、だね。じゃあまたなにか疑問があったら教えてね。ここまでのお付き合い、ありがとうございました!」
講座はこれにて終了です!お付き合いありがとうございました!




