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『呪石』-番外編-  作者: 宮居
ルイの能力講座
10/13

法術の部

「もう疲れたんだが」


「オレも疲れてきました。普段書かない形式だからね。でもね楽しいよ」


「疲れてきたならやめようぜ……」


「これで最後だから!!ルイの講座これで終わりだから!!法術についておねしゃす!」


「はぁ……なんでこんなのが作者なんだろう……」


「似たもの同士のくせに」


シナがボヤいたのにすかさず返す。


「こいつと似たもの同士とか言われるの最悪だわ」


「オレはそんなことない嬉しいよ!!」


テンションの高い作者についていけない。てか普段こいつこんなんじゃないだろ頭やられたのか。


「はぁ……まぁいいや……法術な」


「ジウアロ国に来て判明した最後の能力です!」


「簡単に言えば、魔法と呪術が合わさったものだな」


「使うのにはコツがいるんでしょ?」


「コツって言うか……自分が使用する魔法と呪鎖の特性をしっかり理解した上で、それ上手く組み合わせるかってとこだな」


「組み合わせる?」


「そう。魔法陣に呪鎖を組む感じだ。だから法術を使用する時は鎖の魔法陣が浮かび上がる。よく見なきゃわかんないかもしれないけどな。それと法術には対価が必要なんだ。自分では選べないのが厄介なんだが、オレの場合は起きれなくなるってとこだな。そういう呪いがかけられてしまう。解呪は出来ない」


「そういう時はわたしが逆に寝れない呪いを自分にかけてルイを守るの」


「いつも助かってるよ。法術に出来ないことはないんだ。過去に戻ることだって、未来に行くことだって出来る。なんなら人を生き返らせることだって出来る。ただし、それ相応の対価が必要なんだ。ニコル兄さんがそう組んだ。広まってしまった時の対策用だな。まぁ今のとこ、その心配はないんだが」


「そもそも高等技術過ぎて、一般には使えないしね」


「シナにも扱えないくらいだ。そこら辺の呪鎖使いに教えても、わけわからんって言われるのが落ちだな。それになんの意味があるんだ、とか言い出しかねない」


「正直わたしだってちょっと教えてもらった時、なんでこれがそうなるんだろ……ってなったもの。結局、相性が悪くて扱えないことが判明したんだけど。それにそもそも、組むのに慣れるのが大変」


「相性がちょっとでも悪いと法術は失敗する。下手すら暴走することもある。まぁそうなるのを抑える法術もあるから、本来法術者のいない所では使っちゃいけないし練習も出来ないんだ。ニコル兄さんもオレも、この力を広める気がない以上、こんな規則は必要ないから要らないんだけどな」


「なら、対価も必要無いんじゃない?」


「まぁ、いつ技術が盗まれるかってのはわからないからな……それに、魔法と呪鎖は本来相殺し合うものだから仕方ないんだ」


「『お前は絶対無理するから』とも言われているしね」


そこは伏せとこうと思ったのに。


「よくわかってるねぇ」


「まぁ……だろうな」


「惚れただなんだの話をした仲だしね」


「おいばかシナ」


「なにそれ聞きたい」


「絶対話さない」


「いいじゃーん聞かせてよぉ」


「お前にだけは絶対話さない。シナあとで覚えてろ」


「ひゃー怖い」


超棒読み。ムカつくヤツめ。

作者はまた頬を膨らませてる。

ホントこいつは……


「痛いって!」


「で?法術については終わりでいいのか?なにか質問は?」


「うーん。呪鎖を使うってことだけど、色とかあるの?」


「色?……法術使用時の魔法陣は全部白、だな。透明に近い白。これが見えたら法術が発動される合図だから逃げろ。まぁ無理だろうが」


「法術は他のと違って、術式を組み終わった後が早いのよね」


「魔法や呪術より、組む前が長いが、組んでしまえば発動は何よりも早いんだ。準備に若干手間がかかるくらいか」


「法術は予め、それを組んでおくことは出来ないからいちいち組まないといけないのよね。だから基本的に戦闘では使わない」


「戦闘で使うなら、呪鎖の方が使い勝手がいい。そもそも法術を使わないといけないほどの力を持ってるやつはいない。組めてしまえば楽だが、人を殺す系のやつはより1層時間がかかるし対価も大きい。オレの場合下手すりゃ戦闘中に寝る」


「魔法や呪術で補えない範囲のことをやるなら法術を使わないといけないけど、そうじゃないなら使わない方がいい能力ってとこね」


「そうだな。瞬間移動とか。物を呼び出すとか」


「魔法で移動とかできないの?あと物を呼び出すってのは……?」


「スピードを上げるくらいなら出来るぞ。瞬間移動は無理だな。呼び出すってのは別の場にあるものをこの場に召喚するってとこだな。人でも出来るぞ。この空間で見せても無駄だろうが」


「本編でやってもらお」


「はいはい。そんなもんか?」


「かな。またなんかあったら後々書き足すよ」


おおメタイメタイ


「じゃあこれで終わりだな。はぁ疲れた」


「お疲れ様!ありがとう!!」


作者に頭を撫でられる。

ついでシナにも撫でられた。なんでお前が撫でるんだ。


「何すんだお前ら」


「いいじゃんたまには?じゃあルイ、3能力について簡単にまとめて!」


「んー。魔法は誰にでも使えるやつ、呪術は才能があれば使えるやつ、鎖はその強化版、法術は魔法と呪鎖の相性がよければ使える最強能力。これでいいか?」


「ほんとに簡単だけどいっか。ありがと!次はウルに教えてもらおう」


「ウルってことは今度は生き物か」


「そうね。あれ、そう言えばウルどうしたっけ」


「……そいえば鎖出しっぱだったな」


鎖を割ると、上からウルが降ってきた。


「痛いっ」


「ごめんごめんそう言えばずっと放置してたや。じゃあウル、今来たとこ悪いけど次の解説講座担当お願いします~!」


「え、あ、はい」


なにか言いたそうにしてるがスルーしよう。

次はウルが話してくれるらしいから気になるヤツは次の講座にも出席してくれ。

作者に代わって礼を言う、ここまでの付き合いありがとう。

以上で全3部門技術の部終了です!

分からないことや聞きたいことがあったら作者Twitterか感想欄、メッセージにて受け付けます!回答は各種、追記という形で。よろしくお願いします!



次はややこしい生き物達についてウルが話してくれる予定です~

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