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三兄弟  作者: 一二三


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5/6

うーん、受験(続長男の中学受験)

 試験が終わる頃、迎えに来た夫と合流して附属中から少し離れた場所へ。学校前が渋滞して近隣の迷惑になるので学校前に自家用車を乗り付けるのは厳禁だ。私と下の二人は車で待機、夫が校門前まで迎えに行った。

何やら楽しげにオリジナル楽曲(笑)を歌い出す下の弟達に「え、よく聞こえなかった。もう一回初めから」と無理難題を吹っかけつつ、戻った夫と何やらフラフラした長男を迎えた。

「イチーチ(長男一の呼び名)、熱出たんだって」


 「いやー、なんかおかしいなーとは思ったのよ。鼻水すごいし。ポケティー6個使い切っちゃった。」

休んでいたら少し回復したとかで、案外元気に長男が言った。試験中は何とか頑張ったものの、面接待ちの間にどんどん具合が悪くなったという。あ、面接といえば

「面接って、どんなだった?どんな事聞かれたの?」

とんだ苦労をおかけした担任の先生に恩返しのチャンス!今まで受験した生徒がいないというのだから、この情報は喜ばれるはずだ。

「もうね、面接の時はちょー具合悪くて、ほとんど覚えてないや。なんならちょっと泣いちゃってたかも。」

うーん。使えねー、とは思っただけで口にはしなかった。と、思う。

「最後は涙かー。手段を選ばない感じ、嫌いじゃないぞ。」

「違うし。熱出てもーろー状態だっただけだし。」

帰りの車内は意外に盛り上がった。


 さて、翌週は合格発表。朝9時に附属中学校の玄関に合格者の受験番号が貼り出される。

うわ、まだ10年も経ってないのにすごい昔感。大学も高校も「合否はWEBで」だった。いやでも、附中は今でも玄関貼りスタイルなのか?


ありました「E21(番号はアルバムで確認)」合格です。

番号下に長男を立たせて、パシャリ。(←この写真で)


 合格者(と保護者)は9時〜10時に入学手続きを終えて、10時10分からの入学者説明会に出席しなければならない。会場は体育館で、めちゃくちゃ寒かったのを覚えている。

校長先生からご挨拶、必要な心構えとか今後のスケジュール、準備する物など一通りの説明後質疑応答となった。

閉会後の個別質問(残念ながら何の話をしたのかはもう覚えていない)で担当教諭と話していた所、通りがかった校長先生に声をかけられた。

「一君、もう大丈夫?」

「は、はい!もうすっかり良くなりました。ありがとうございます」

まさか校長先生に覚えられているとは思わず、私も長男も驚いてちょっと変な声が出た。校長先生は自身を見上げてピシッと姿勢を正す小さな男子に微笑んで

「ふふ。君、結構ギリギリだったんだよ。おめでとう」と仰った。

ギリギリ合格とは、素敵な響き。何だかコスパが高い感じするのがイイ。


余談だが、この時の校長先生がそれはもう素敵な紳士!だったのだ。物腰柔らかで上品、穏やかな口調、長身で肩幅広くしかもイケメン。極めつきは話が短い。「過去最高に素敵な校長」と盛り上がったが、附中の校長は大学から来ていて毎年か?という勢いで代わる。この素敵な校長先生も長男が1年生の間しかおられなかった。残念。


こうして長男小6の12月は終わった。中学受験も終わり、豪雪地帯最後の冬を満喫するばかりとなった。



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