第3話「お偉いさんならば豪遊してもよいよい!ちゃんとお仕事やっているならね!」
愛媛県愛南町、東京からやってきた女性2人組が居酒屋で寛ぐ。
「これが本場の刺身かー! プリップリッの歯ごたえが美味しいー!」
「稲垣様、ここへは観光でやってきたワケでありません。おわかりで?」
「わかってるよー! でも、せっかく来たのだから楽しみたいでしょー!」
「はぁ……」
稲垣吾子、日本魔女機構の関東圏を担う大所帯組織「薔薇十字魔女団」の総督にして日本魔女機構の副会長・理事長を務める大物魔女。傍に付くのはおなじく薔薇十字魔女団総督官房・藤岡範香。2人は愛南町に拠点をおく四国未廻組本部を大魔女の命令のもと、訪ねに来ていた。
が、稲垣の思いつきでこの日はまるまる愛南町あたりのエリアをただ観光してまわっていた。スキューバダイビングまで楽しむはしゃぎようだ。
藤岡はそんな稲垣を見守りつつも……
(私も遊びたいんだけどなぁ)
なんていう本音を隠し持っていた。日本魔女機構では事実上ナンバー2である稲垣だからこそ好き勝手できるのだろうが、やはり上には上がいる。
「お! 電話!」
「誰からです?」
「大魔女様から」
「ほら、言わんこっちゃない」
「範ちゃん、電話変われって言われたら変わるからな。心の準備をしときなよ」
「私はアナタと違って遊んでいません。困るからって逃げないで貰えません? 電話にでたらどうですか?」
稲垣たちは愛南にあるホテル・ブルーカントリーの広い和室で寝る準備をしたところであった。
「はい。もすもす。今から寝るところだったのにウザいですよ。大魔女様」
ずてーん。
あまりにも失礼な態度に藤岡は思わず転ぶ。しかし、稲垣は本当に何にも気にしてなさそうだ。
『その感じは遊んでいたね!? どれだけ使いこんだの!?』
「大魔女様が毎晩銀座で豪遊されるよりはないかと」
『うるせぇな! それでどうだった?』
スマホの設定をスピーカーにしているのだろうか? それとも大魔女たる松平十志子の声量が異様に大きいのか? 彼女の声が丸聞こえだ。
色々と我慢ならない藤岡は毛布を深々と被ることにする。
「思ったより巣履になっていますね。何となくそういう匂いがするお店っていうお店にはいました。四国全域がそうかっていうのは分かり兼ねますが、あいつらスキューバダイビングのインストラクターまでしていました」
ん? 何を話しているのか?
『そうかぁ。狸も泳ぐことはできるのな』
「狸って言っても普段は人間です。狸に戻ることもしない狸たちですよ」
『それで? 春醒なのか? 秋桜なのか?』
「やはり秋桜側のコミュニティが強いです。いたるところに結構可愛い秋桜のロゴシールが貼ってありました。春醒に寝返った蛮狸はあまりいない印象です」
『稲垣は優秀だな。藤岡に代わって貰えるか?』
「はい。承知桃の介。範ちゃん、大魔女様から」
「ふぇっ!」
このあと藤岡は大魔女から叱咤を受ける。
彼女たちはこれから何かが起きるだろう四国の調査に乗りだしにいっていた。その本丸は四国未廻組本部だ。
明くる朝、ブルーカントリーをチェックアウトした稲垣たちを一台の軽自動車が待っていた。未廻組組員の魔女だ。
彼女たちはそのまま愛南南端の町へ向かう。
石垣の里。そう呼ばれるこの地は石垣がとてつもなく多い町だ。
四国未廻組本部はこの町にある喫茶店を拠点としているらしい。
普段は店を閉めている時間にも関わらず店を開けていた。
稲垣は「御免あそばせ」と暖簾をくぐるとそこに未廻組幹部の魔女が腕を組み立っている。後ろ髪を丸くまとめるも前髪を垂らしているヘアスタイルが独自の雰囲気を放つ。黒を基調とした洋服は白を基調とした未廻組の色に反した存在感を持っているように感じる。
「遠路はるばるご苦労様です。粗茶ですが用意しておりました。こちらへどうぞ」
四国未廻組副長・桐生みちるが日本魔女機構幹部を迎えた――
四国未廻組副長・桐生みちるは芸能界になろう公認キャラクターで城河ゆう様が立案の叶葉子さんになっております。チェンソーマンのレゼみたいなヘアスタイルでレゼだって言えばレゼなんですけども(笑)そんなイメージで読んで貰えたらと思います。年齢も違うんだけどね。レゼは外人的な風貌あるけど、葉子さん(みちる)はざ・和風な風貌でしょうから。
そして日本魔女機構・薔薇十字魔女団の2人。これは許可おり次第に城河ゆう様の瑞祥の2人でいきたいと思っております(#^.^#)
実は出てくることがそこまでないんですけども(本職が俳優でないですし)、葉子さんとは面識もある2人ということでまぁ僕からのサービスショット的な話でありました(次話もでてきます)以上。次号(#^.^#)m9ドーン!!!!




