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DROP OUT~四国四天王決戦~  作者: いでっち51号
~C’MON BABY AMERICA~
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第15話「The nightmare begins」



 その日、ニューヨークは悪夢を現実にみることになる――



挿絵(By みてみん)



『ようし、全員覚悟はいいか』

『いいぜ。最高に高まっているぜ』

『ケンタロー。何かイイ感じの掛け声はあるか?』

『それならバッチリなヤツがあるぜ。アイダホォ』



 トム率いるエンジェルス・マンは出発前に円陣を組んでいた。



『………………』

『おい、おまえも来い。仲間だろうが?』

『嫌だ。男たちと腕なんか組みたくない』



 カレンはその輪のなかに入るのを嫌がる。



「カモン、カレン、ヘイ、ベイビー」



 何かを察した萌香は杏奈と萌香の間にカレンを入れてあげようとした。



 しぶしぶカレンもその輪の中に入る。



『よし! いくぞぉ!』

「「「「「キアイダ! キアイダ!! キアイダァァァアアアァァアア!!!」」」」」



『アイダフォォォオオオォォオオ――――』



 大地が両手を広げて甲高い声をあげるが誰も聞かない。



 彼らは決戦の地に向かう。




 カーネギーホール。その大舞台で行われるのは国民的歌手、セラ・ローレンのスペシャル・コンサート。いや、彼女の魔獣化だ。



『よりによってセラをスケープゴートにするなんて』

『カレン、その怒りは正しい。だが、救えないこともない』

『聞いたわ。日本には優秀な能力者がたくさんいるって』

『ああ、だからこそ封印術をやれよ』

『わかっている。わかっているけど』

『それがセラの為になるのだからな』



 萌香たちはエンジェルス・マンの戦闘に参戦することにした。その方針は萌香だけでなく全員の満場一致で決まったこと。これがトムたちにとって大きな力になるのは間違いない。娘はいなくともトムにとって、それはそれと同じぐらいに頼もしかった。



 コンサートのチケットはリチャードが手配した。敵もホールに集結している事だろう。魔獣を封印する術を杏奈とカレンは心得ている。さらに記憶を飛ばせる光を大地は放てる。万事戦闘に向けて体制は整う。大物歌手のコンサートだから緊張するワケでない。彼女を救う為の決闘だからこそ緊張するのだ。



 会場はすし詰めなぐらいに密集していた。



「おい、これじゃあ身動きがとれないよい」

「ヒゲモジャリンとくっつくのは嫌だ!!」

「私も嫌ですよ。萌香さん」

「あのな、今日はそういうのでどうこうじゃないよい。分っているかい?」

『ダイチ、始まるぞ?』

『おう! アイダホ!』



 セラがステージ上にでてくる。大きな喝采がそれと同時にあがる。



 彼女は笑顔で手を振り、投げキッス。



 いつもどおりの彼女のコンサートだ。



 そう思っていた。



『お~い! レジー! ここにいる!』

『トッド!? お前が何故ここに!?』

『そりゃセラのコンサートだぜ? 俺がいないワケねぇだろ?』

『いや、てっきりVIP席にいるモノかと……』

『アンタも来るモンだと思って。でも、冷たいぜ? なぁ? 親友よ。俺は今朝から何度も電話を入れたって言うのにさ。何で出ないのさ?』

『ウオオオオオッ! トッド! 僕とハグして欲しいぜ!!』



 トッドとレジーの間に熱烈なトッドファンの賢太郎が入る。



 レジーは苦笑いを浮かべるばかり。



 トムは超能力による電波で外にいるリチャードと連携する・



『そっちは何もないか?』

『ええ。いつもの休日のニューヨークですよ。やはりその密室空間で計画を遂行するつもりのようだ……』

『ああ、久しぶりだよ。こんなにドキドキするのは』

『貴方ほどの御方が? 私たちエン――』



 そこでシンパシーが途切れる。



 それはステージにバロウズがあがってきた時。



『皆さん、今日はこの素敵なイベントを市長さんに主催して頂きました! 私もすごく支持しています! スティーブン・バロウズ市長です!』

『あーどうも。今日はなんだか素敵な1日になりそうで……』



 そこでセラが突然のたうちまわりだす。



挿絵(By みてみん)



『ね』



 バロウズは驚いているフリをみせたが、内心はそうではない。



 セラはみるみる身体を漆黒の色に染めて巨大化した。



 会場は絶叫に包まれる。



 多くの観客が会場からでようとするも、閉じこめられたことに驚愕する。



 全てブラッド・サンダーの思うまま。



 …………の筈だった。



 パニックになった観客は次から次へと会場の外へ出られたのだ。



『おい! どういうことだ!! ディム!!!』



 バロウズはすぐに怒りのシンパシーをディムに発する。



『ここまでだ!!! バロウズ!!!』

『何!?』



 バロウズの頭上から鋼鉄魔人のトムが襲い掛かる。



 が、そこへドス黒い巨大な刃物が彼を突き刺す。



「ワホホッ!?」

「萌香さん!?」



 大声で叫ぶ萌香はコンサートの雰囲気に呑みこまれて狸と化す。



 体をビクビクと震わせている。



 魔獣化したセラはその巨大な手を振り上げて会場内にいるエンジェルス・マンを殺そうとした。



 だが赤く光り輝く巨大な魔法陣が2つ現れて阻止する。



「カレンさん、凄腕です。金メダルは貴女にやってもイイですわ」

『何を言っているか全く分からないけど、ジャップもやるものね』



 凄まじい展開はまだ続く。



 バロウズのほうへは真っ赤に体を発光させるレジーが襲い掛かる。



 しかし、それを巨大なゴリラが受けとめた。



『初めまして。エンジェルス・マン最強の男。レジー・タピアさん』

『おう、嫌な奴だとは聞いているぜ。エセ・キングコング。ディム』



 狸化して怯えている萌香を気にしつつも、杏奈はカレンと共闘する。



 そこへ巨大な恐竜がドンッと現れる。



『ビッチめ、片付けてあげるわよ♡』



 それはブラッド・サンダー幹部のアシュリー・ワインズマン。



「カレンさん、私が活躍したら、貴女もハニロズのご愛読を」

『杏奈、私が活躍したら日本旅行させなさい。貴女の奢りで』

「いきますよ?」

『レディゴウ!』



 ブラック・クノイチと赤い糸を散りばめた日本魔女が宙を舞う――



 大地はシャンデリアのうえに乗って戦況をみる。



 しかし、そこへ巨大な鮫が接近してきた。



『よくもワタシを失神させたわね! 喰わして貰うわよ!! 不死鳥!!!』

「チッ! ここはヘンテコなジュラシックパークだよい!!」



 大地は両手を不死鳥化させて攻撃をかわす。



 鮫の魔人であるショーン・ダントとの決戦が始まる――



決戦のはじまり!はじまり!!


盛り上がってゆきましょ(*´ω`*)次号(*´ω`*)b

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