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PROLOGUE：DROP OUT～林萌香の生きる道～

∀・)『SHINKIROU THE SHINIGAMI』以来の大長編はじまります！

　宝くじで億の金額が当たる確率よりも、空から降ってきた隕石に当たる確率のほうが高いって何かの小説で読んだ事がある。

『優勝はもふもふ王国！』

　じゃあこの「漫才王になろうＧＰ」で優勝する確率ってどれぐらいの確率なのだろうか？　隕石に当ってしまう確率よりも高いとしても、エントリー総数は約６０００組。コンビで大会に挑む人たちが多いとされつつも、トリオや５人組で挑むユニットもあるし、実質の競技人口は人気スポーツのそれにきっと負けない。

「だよね……そうだよね……よかったね……神崎ちゃん……うぅ……」

　好物のピザを頬張りながらも、私は推しの優勝に涙した。

　涙を流しながら食べるピザがこんなに美味しいだなんて。

　この確率はどれぐらいのものになるのだろう？

　明日から私はこの街のカフェで働く。

　林萌香という女子だ。

　私のことを話しだすときっと長くなるから今は遠慮しておくけども、私のこの物語とそこのあなたが出会う確率もそう高くはないでしょ。きっとこれは稀少な出逢いだと思う。

　私(・)自(・)身(・)が(・)こ(・)の(・)世(・)の(・)中(・)に(・)認(・)知(・)さ(・)れ(・)て(・)は(・)い(・)け(・)な(・)い(・)者(・)だ(・)か(・)ら(・)。

　え？　何の話かって？

　だからそれを話すと長くなるのだってば。

　それより聴いてよ。

　私があのカフェに初出勤した日のお話を――

∀・)読了ありがとうございます♪♪♪「みじかっ！」って思った皆さん、まだこれはPROLOGUEですから(笑)これから本格的に物語ははじまってゆきます。今日から３日間21：00で連続投稿になります。少しでも多くの読者様に楽しんで貰える作品になったら嬉しいな。長い長い物語のはじまりはじまり。是非ゆったりとお付き合いください☆☆☆彡

∀・)特別ゲストとしてPROLOGUEにそら・そらら様のもふもふ王国にご登場して頂きました。絵を手掛けられたのはゲームクリエイターのてしらま様です。