冬の星座
ああ、なんて綺麗なんだろう
あなたの姿を僕は見つめる
光にあふれて
天使のように輝いて
少女のまま大人になったあなたは
ほんとうのことだけを求めて
けれど誰もがそれは現実的ではないと
損得を考えない生き方なんて夢物語だと
けれどあなたは自分を消して人のことだけを思って
ほんとうの幸せだけを求めて
今のあなたは少女の頃よりも純真で
僕の知っているあなたよりも綺麗になっていく
「幸せって自分が幸せになることじゃないの。自分の周りの人たちが幸せになることがほんとうの幸せ」
あなたの言葉がだんだん現実になっていく
永遠に繰り返す潮騒のように
「ほんとうのことだけがこの世界に残るの」
あなたが言ったとおり
光にあふれて、ふたりが初めて出会ったあの日の美しい思い出のように