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森の中を流れる川  作者: 高田 朔実
12/17

音威子府 ほか

音威子府


初めて行った音威子府では

たくさんの雪が降り続けていた

こんなところでひっそりと暮らしてみたら

私にも普通な生き方ができるのかもしれない

そんな幻想を抱いた

今ならわかる

どこへ行っても救いなどない

どこへ逃げ出したとしても

自分の問題を解決できるのは自分だけなのだ


音威子府と言う美しい地名が

束の間私に見せてくれている

美しい夢

やがて大量の雪とともに

融けていくのだろう





ワルツ 


”さようなら”

この一言にたどり着くまで

どれだけの時間を

ともに過ごしてきたのでしょうか


あなたと会ってから

今に至るまで

いろいろなことを思い出すのだけれど

これからのことが

何も思い浮かばない


あなたは大変良い人でした

とても楽しかったです

それも全部終わりです。


さようなら

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