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森の中を流れる川  作者: 高田 朔実
11/17

雪が降る

雪が降る


真っ白な雪が窓の外を覆い尽くしている

一人で部屋の中に座っている

電気も点けていないのに部屋の中は明るくて


私がまだ小さかった頃

本を読んでいた

ほんのりとした

静かで気が狂いそうになるような時間

雪に閉じ込められてどこにも行けないという言い訳

閉じ込めているのは別の者であるとどこかで気づきながら


なんて

そんなことはどうでもいい

シシリエンヌを聴いていると

何も考えなくてよかった

ただ静かで狂いそうな時間に怯えていた幼い頃に

戻れるような気がするのです

あなたもそう言っていましたね

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