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いざ、モンスター討伐へ!!

ギルドを出て平原に行く途中で紅葉はふと気になっていたことを聞いてみた


「僕のキャラネームはアキだけど桜は何にしたの?」


「私はハルにしたよ〜」


もしかして桜、僕と同じネームの付け方かな?

僕は紅葉が秋に咲くから『アキ』にしたんだけど、桜も春に咲くから『ハル』?


「そう

春に桜が咲くから『ハル』!安直でしょ〜」


「そんなこと言ったて僕もそうだからな〜」


「雪ねぇも『フユ』だよ〜」


まさかの兄妹みんな思考が安直だな

兄妹だから考えることが一緒なのかな?

仲良しということで、、、


「にぃ!あれが門だよ〜」


そこにはものすごくでかい門があった


「街を出る時は門番さん居るけどそのまま素通りで行けるからね」


桜はまぁまぁ身長の高い門番さんの横を通り抜けた


僕はニコッと笑いかけて会釈したら、門番のお兄さんも笑いかけてくれた


「にぃ、だれに会釈してるの?」


桜はとても不思議そうに聞いてきた


「門番のお兄さんにだよ

ニコってして会釈したら笑い返してくれた」


そう話すと桜は信じられない物を聞いたような顔になり


「NPCなのに有り得なくない?

それともニコって笑いかけて会釈するのが何かのトリガーなのかな?」


何やらよくわからないことを言い出した桜を置いてとりあえず真っ直ぐ進んでいく


「平原って目の前なんだね」


門を出てすぐのそこはモンスターが行き交う平原になっていた


「これって危なくないのかな?」


まぁゲームだから大丈夫か


そんなことを思っていたら桜が走ってきた

ブツブツ言っているのは怖かったのでちょっとほっとっした


「ここが平原だよ!

出てくるモンスターはいっぱいいて月が出ているか、太陽が出ているかでも変わってくるよ〜」


種類いっぱいいるのか〜

多分覚えられないな、、、


「次に戦い方ね〜

私の場合剣士だから剣で戦う」


まぁそりゃあ『剣』士だからね

そしたらテイマーって何で戦うんだ?

まだモンスターテイムしてないし、、、


「って言っても使う武器はなんでもいいんだよね〜

剣士の場合他の武器よりも剣の方がダメージ与えられるから剣使ってるってこと

使おうと思えばなんでも使えるよ」


剣士だから剣を使うとダメージの割合があがるということだろうか


「だからにぃも武器はなんでも使えるよ!

弓のスキル持ってるし弓使うか!!」


桜にそう言われて気づいた

武器持ってない!!!!


「僕武器持ってないんだけど、、、」


そういうと桜は大きな声で


「武器屋行くの忘れた!!」


といった、、、

1回街戻るかと思っていたとき


「じゃあこの弓あげる〜」


桜が渡してきたのは木でできたシンプルな弓だった


「この弓見て『鑑定』って言ってみな」


「鑑定」


そう呟くと弓のいろいろなことがわかった


弓:レア度1、スケルトンが落とすただの弓


「スケルトンいるの?」


と顔をしかめながらいった


僕はお化け全般嫌いだ、、、

近寄らないでおこう、、、


「いるよ〜

他にもいっぱいいるよ!!」


いい笑顔で言わないで欲しい、、、


「とりあえずその弓であそこのウサギ射ってみて」


そういって桜は矢を渡してきた


幸いウサギは動いてなかったためゆっくり狙って射った


ストン


矢は草に刺さった、、、


なんか難しくない?


「難しいでしょ〜

だから弓はあまり取る人がいないの

しかもその矢使い捨てだから1回射ったらもう拾えないんだよね〜」


それは取りたがらないはずだ、、、

矢も無料ってこともないだろうしめちゃめちゃお金かかるじゃん、、、


そのあともいっぱい射って当たったのは3発だけだった

結局最後は桜が倒してくれたしね


依頼は桜のおかげで達成できたけど途中で弾切れとなってしまった僕は桜が戦っているのを薬草を集めながら見ていた、、、


不甲斐なし、、、



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