最初の街「ガルド」
目を開けると最初に大きな噴水が目に入った
「大きいな〜
人がいっぱいいるな
今日発売なのに、やっぱり人気なんだな」
なんかめちゃめちゃチラチラみられてる?
身長変えられなかったからかな、、、
設定まで戻って身長伸ばしたい、、、
「にぃ〜
かわいいね!!その防具めちゃ似合ってる!!Sレア当てるのほんとさすがだな〜」
この防具やっぱりめちゃレアだったのか
Sレアがどれくらいのレアかわからないいけどすごいことだけはわかった
「それにしてもちょっとセクシーだな、、、
黒猫フード付きロングパーカーにしっぽ付きのショートパンツか、、、
にぃエロい!!!そんなところもいい!!」
紅葉は桜のブラコンバレバレの言葉を聞き苦笑いしていた
「にぃステータス見せて〜」
ステータス?どうやるの?
「ステータスは念じれば出てくるよ」
「ステータス」
すると目の前に紅葉の写真付きのステータスが表示された
「ステータスの写真は最初の防具つけてる状態から変わらないからね〜」
ていうことはずっとこの黒猫フード付きロングパーカーから変わらないのか、、、
まぁいいか
「にぃスキル面白いね!」
僕のスキルは『弓』、『遠視』、『合成』、『錬金』、『初級魔法』である
「弓は器用さと幸運なきゃ当たらないし、遠視って言ってもそこまで遠く見れるわけじゃないし、合成と錬金も幸運なきゃ大体失敗するし、初級魔法は器用貧乏になりやすい。
逆にすごいね!!!」
それ褒めてなくない?
桜がめちゃ貶してくる、、、
うるうる、、、
「にぃ!
貶してないからね!もしかしたらゴミスキルもみんなが知らないだけですごく使えるスキルかもしれないし!
だから泣かないで〜」
そっか、まだベータテスト期間でしかスキルとか知れてないのか
まだ希望はあった!
「てかにぃ!なんか称号持ってるよ!?なんで!!??」
「えっ?」
本当だ
『交友者』ってなんだ?
これいつもらったんだろう、、、
「どれどれ、、、
『交友者』:スキルが他の人よりも少し取得しやすくなる(リアル幸運に左右される)。敵対心が薄いモンスターをテイムしやすくなる。テイムしているモンスター一体につき取得スキルポイントが倍になる。
これエグくない?」
「そうか?」
あまりゲームをしないからエグいの基準がわからないがゲーマーがエグいっていうなら相当エグいのだろう。
「なんで持ってるのか心当たりある?」
心当たり?
全くないな、、、
紅葉は首を振った
「じゃあ理由は迷宮入りだな〜。運が良かったということで!」
しょうがないけどなんで持ってるかすごく気になるな、、、
「そしたらにぃ冒険者ギルドいくよ〜」
冒険者ギルド?
「なんで?」
「冒険者登録しないとネームつけられないんだよね
別に冒険者じゃなくて生産系ギルドでもいいけど大体みんな冒険者ギルド行ってるんだ〜
ついでにクエストも受注して狩りいく?」
そういえばまだ名前つけてなかったな
「そういうことか、じゃあ冒険者ギルド行こうか」
「ちなみにギルドの登録は複数可だからね!合成とか錬金で作った物売りたかったり、お店持ちたい時なんかは生産者ギルドでしかできないからきおつけてね〜
売るのはプレイヤーのお店でも出来るよ!」
なるほど
作った物を売ってお金を稼いでもいいのか
いいことを聞いた
「にぃ、冒険者ギルドついたよ〜」
冒険者ギルドは木造の建物ですごく綺麗な外観だった
「もっと汚いところかと思った」
「私も最初キレイすぎてビックリした〜」
桜はケラケラ笑いながら中へと入っていった
紅葉も急いで後を追いかけた
扉を潜ると中は整理されておりすごくきれいだった
「あそこのカウンターが登録カウンターだから行っておいで
私は良さげなクエスト探して受注しておくから」
クエストボードと書かれた所には100を超えているのではないかと思うほどの量のクエストがあった
「じゃあ行ってきます」
幸い登録カウンターにはあまり人がおらず、すぐに自分の番になった
「冒険者ギルドへようこそ!
新規登録でお間違えないですか?」
すごく明るい美人なおねぇさんだ
この人もNPCなのかな?
「登録です!」
「それではこちらの用紙にお名前と職業をお願いします!」
おねぇさんが出した紙にはみたことない字が書いてあったが何故か読めた
「おー、ファンタジーだな〜」
名前のところに『アキ』と書き、職業のところに『テイマー』と書いた
「アキさんはテイマーなのですね!
最初はパートナーモンスターがいないのであまり無理はなさらないでくださいね?」
優しいおねぇさんだな〜
紅葉はそんなkとを思いながら満面の笑みでお礼をいった
「ありがとうございます!
気をつけますね!」
おねぇさんは赤面しながら
「っこちらのポーションを差し上げます!!!
HPがなくなりそうになったら蓋開けて飲んでくださいね!!!」
おねぇさんからポーションもらったけどみんな最初もらってるのかな?
「ありがとうおねぇさん!」
「いえいえ!頑張ってくださいね!」
「はい!いってきます!」
おねぇさんに別れを告げ桜を探すためにロビーまで戻ってきた
「にぃー!クエスト受注してきたよ〜」
桜が小走りしながら紅葉のところにきた
「ミートラビットの討伐10体!報酬は200リル!半分こだから100リルずつだね!」
ミートラビットというモンスターか、、、
お肉落としそう
美味しいのかな?
「わかった!じゃあしゅっぱーつ!!!」
紅葉の初めてのモンスター討伐が始まる、、、
一方その頃運営では、、、
「お前なんで称号あげてんだよ!!」
「だってなんかかわいそうだったんだもん!!!可愛いし!泣きそうになってる顔を見ていたら自然と手が動いていた、、、」
運営Bさんが撮っていたスクリーンショットを映した
「いやかわい、、、、
これは、、、しゃーないな、、、
俺にもその写真送って」
「いいよ
ついでに防具ガチャで当てた装備の写真もあるけどいる?」
そう言いながら噴水前で周りをキョロキョロしている写真も写した
「こればかレアじゃん!!!
お前やった?!」
「やってないよ!これはリアルで幸運なだけだね」
「この子のことちょくちょくみておこう、、、」
「そうだね、本気で危ない人が接触するかもしれないし
そんなことした人は垢BANだけどね」
「それな」
運営陣にも紅葉のファンができていた、、、