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プロローグ「終わりは軌跡の始まり」

追記。

軌跡の一部作な訳ですが。なんだか最近無性に黒歴史扱いにしたくなって来ました。これなくても二部は独立した物語が出来るような……それが問題ですね。

 頬に当たったふわりとした風の感触で俺は目を覚ました。

 寝る前は青かった空は赤く染まっていて、身体を起こしてベンチに座り直すと正面には夕陽が落ちていくのが見えた。

 かなり寝ていたのか。恐らく五時間は経っているはずだ。

 欠伸を噛み締めながらもう一度寝ようかどうかを考えながらウトウトしていると、

「やっぱりここにいたぁ!! こぉら青葉夏雪あおばなつゆき

 馬鹿でかい声に振り返ると、そこにはクラスメイトで中学三年の神菜優衣かみなゆいが両手を腰に当てて立っていた。

 家が近いこともあり昔は仲が良かったが中学三年になった今では仲が良くない。少なくても俺から喋りかけることはない。にも関わらず優衣は相も変わらず気軽に話しかけ俺の家にも遊びに来る。

「……変な夢見て頭が痛いんだから大声出すなよ」

「変にクールぶっちゃってさ。いくら天才と呼ばれているからって友達を作ろうとしなかったり、授業を屋上でサボっちゃダメでしょう」

 別にクールぶってる訳じゃない。これが俺の素で本質だ。そうだ、あの夢が悪い。夢の中の俺は俺らしくなかった。

「……んっ?」

「っ? どうかしたの?」

「いや……なんでもない」

 俺は……どんな夢を見ていたのだろう? 俺らしくなかった? どうして憶えてもいない夢なのにそんな事を思うのか……。まぁいい。夢がどうであれ俺は俺だ。他の何者でもない。

 そうさ。俺は夢を見ない。見るのは現実だけだ。

「肌寒くなってきたな……今日は稽古無しの日だな」

「うん。そうだよ」

「行くぞ」

「えっ? どこに?」

「帰るんだろ。普通。少しは物事を考えろ」

 優衣は不機嫌そうに頬を膨らませた後に満面の笑顔になる。

「うんっ!」

 と言う訳で軌跡〜足跡〜なのでした。某作家先生風の挨拶でこんにちは。水原です。

 長らく僕の拙い作品を読んで下さりありがとうございました。途中かなりやっつけな部分もありますし、ラストも取って付けた印象が強いと思われます。しかし。いつか大幅に書き直したいと思います。という訳で少年と少女のひと夏の軌跡なのでした。

 楽しまれた方もそうでない方もふざけんじゃないよと言う方も。今までありがとうございました。次回作はなるべく早く……明日には掲載したいですね。それでは。

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