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ソニアの過去2

 わたしは何がおこったのかすぐにはわかりませんでしたがおじさんがにんげんをふっとばし大声で

「ソニア!はやくにげろ!!」

 と叫び、そのふんいきでハッとなってなって急いでその場から逃げました。

 しばらく走っていた時に足を滑らせ、前が急斜面になっていてころがりおちました。

 体のあちこちがいたくてどうすればいいのかもわからず、とりあえずにげなきゃというきもちであるけるだけあるいて、次の日にもううごけなくなって木にもたれていたときにジュンさんに助けられました。


「獣人狩りねぇ、いまだにそんなことしている奴がいるのか。」

 ジュンがぶつけようのない怒りを抑えるように言った。

「俺はその辺詳しくないんやけどどういうことなん?」

 どうやら。昔に獣人狩りと称して人間以外の種族を襲い、奴隷や戦闘の経験として狩りを貴族がやっていた、との事。しかし、それも人道に反するという事で禁止になったが闇取引で密かに続いているらしい。

「辛いことを教えてくれてありがとやで。」

 俺はソニアの頭を優しく撫でる。ソニアは堰が壊れたのか大声で泣きながら抱き着いてきた。

「もうこれからはそんな思いはさせへんから何かあったらすぐに俺やジュンさんに言うんやで。」

 背中をポンポン叩いて宥める。


 しばらくすると泣き疲れたのか寝てしまったのでベッドへと運び部屋を出た。

「あの子も大変な思いをしたんですね。」

 突然、天王寺に声をかけられた。

「聞いてたんかいな。ってか傷は大丈夫なんか?」

 って文字を読んでたのに聞いてたってのも変な話やけど。

「気づいてないんですか?声を出して読んでいましたよ。傷はまぁ、何とかって所ですかね。」

 苦々しく答えてくれた。ってかひらがなが多くて読みにくかったからつい声を出してたんか。気ぃつけなあかんな。

「まぁ、大けがじゃなくてよかったわ。ついでに聞いてたんなら1個聞きたいねんけど自分がソニアの状況になった時に復讐ってするか?」

「僕ですか。……そうですね、します。やられたらやり返しますよ。最初に行動を起こしたのはむこうですから後悔しても遅いぐらい拷問してから勝手に死んでもらいます。」

「おぉう、コワッ!」

 天王寺のすました顔でそんな事言ったら身震いするわ。

「だってそうでしょ。例として、いじめを上げますがいじめる側はノリや自分が上の立場にいると思って反撃しないだろう弱い者をターゲットにしてその先を考えてないですから。」

「窮鼠猫を噛むってやつか?」

「そうですね。逆に言えばいじめられた方は虐めたやつをどんな方法でも復讐できるんですよ。法が縛ってるだけでタガが外れたらそれも関係ないですし。殺されるよりは殺す方を選びますね。」

 だから怖い事を言うなよ。まぁ、一理あるわな。復讐した時の立場逆転に達成感とかはわからんでもないけど。

「で、もしソニアが復讐をすると決めたら手伝う?」

「それは、自分にメリットがあった場合ですがあれば手伝いますね。」

「そうか。もし、ソニアがそういうことを言ったら出来たら止めるか手伝うのをやめて欲しい。俺のエゴやけどな。」

「犯罪者にはしたくないということですか?」

「それもあるんやけど、復讐すればその時は多少気は晴れるやろうけどその後を考えると、な。」

「……そうですね。僕ももっと強くならないと。こんな所で挫けてる場合じゃないし。」

 天王寺の強さに拘る固執はすげえな。よっぽどの事があったんやろうか?とりあえず、傷を早めに治してもらうか。


 俺は天王寺にゆっくり休むように伝え、別れて給仕へと向かった。

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