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交渉成立

 村の状況を見たラクネは唖然としていた。

「まぁ、まだまだこれから発展予定なんやけどな。ただ、寒くなってきた時がより厳しくてなんとか協力してくれへん?」

 俺は手を合わせお辞儀して頼み込んだ。

「行商人も週一回に来るからそこで取引してもええし。」

 と付け加えたところで丁度ジュンが来てすぐに交渉に入った。

「ラクネの作った生地めっちゃ良くない?これで服作ったらアホみたいに売れると思うんやけどどない?」

「確かにこれは物凄くいいね。生活品で肌着に耐寒バフみたいなものが付いてるなんてそうそうないよ。私からも頼みたいね。これから仕入れをよろしくお願いしたいがダメかい?」

 目をまん丸にして商品を手に取り、感触など確かめながら言った。

「其方らの言い分は良くわかりましたから、そない大げさに言うのはよしてくれまへんやろか。人目につくし、えらい恥ずかしいわ。」

 ラクネは少し照れたように言う。


 とりあえず、交渉は成功し後日村人たちにヒートテックがわたり、これで少し過ごしやすくなると思ったが新たな問題がやってくるのだった。

 そしてジュンとソニアはこの村に店を構える事にしたらしく新たに雑貨屋がいつの間にかできていた。

 俺は少しずつであるが補聴器の充電(魔力)をしながら信頼関係を築いていった。

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