アルケニーの様子が……
俺はアセスメントで様子を見ていたが敵対する感じではなかったが頭の所が徐々にモヤモヤになっていた。
「いや、ホンマにこのバタの服の凄いと思ってきたんですわ。そしてもしかしたら一流の腕ならこのパワーストーンを布に取りつけらへんかな?って思ってお伺いしたんですわ。」
「そこまで妾の腕を見込んで来はったんやねぇ。けど、ユーシさんも忙しいんちゃいます?」
アルケニーは少し考えこみながら答える。
はよ帰れってか?けど、態度と言葉がちぐはぐなんだよな。
俺は前の世界での出来事を少し思い出した。
せや、あれは障がい者の支援計画を作る時に言われた事やったな。
「なぁっ、また支援計画書き直しっすか。本人が何を望んでるか解らんし保護者の意見を聞いてそれをニーズにすればええんちゃうの?」
「保護者の言う事が絶対ではないし、この子はそんなニーズは望んでないよ。普段の態度や仕草、言葉の裏に隠されたニーズを見つけなさい。」
言葉の裏に隠されたニーズなぁ。あっ、何度も支援計画書き直しさせられたイライラまで思い出してもうた。深呼吸深呼吸。なら【ニーズアセスメント】スキルで確かめてみるか。
「時間ならまだたっぷりあるんで大丈夫やで。それでパワーストーンの布って作れそうですかね?」
「それくらい容易いどす。どれ、やってみせましょうか。」
アルケニーは糸を紡ぎだし、俺は火のパワーストーンを渡した。
……
…………
………………
いや、なんかアルケニーさん糸でこんがらがってるけど!!
え?なに?酔ってたの?いや、蜘蛛はカフェインで酔うみたいなんテレビで見たことあるけどさぁ。蜜にカフェインないやろ?多分。
俺は慌てて蜜にフードスペシャリストのスキルで確認する。
『元気の出る蜜ーカフェイン・モカ・亜鉛など滋養強壮にー』
栄養ドリンクか!!カフェイン入っとるやんけ!!アフターフォロー大変やんけ!事前に確認しといたらよかった。
俺はすぐさまどうフォローするか思考を巡らした。
【ニーズアセスメント】 主に支援計画や看護計画を書く際や交渉する時に必要となるスキル。このスキルもあれば多分すぐに何がしたいか、何が欲しいかわかるからええよなぁ。信頼関係を築くほどすぐにわかるようになる。




