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いざゆけ!アルケニーの森

 ジュンからも染料を買って、ガルドに布を貰いに行くことを伝えた。

「という訳でちょっと行ってくるわ。行けるかどうかわからんけど試したいこともあるし。」

「介護以外にすまんのぅ。ちゃんと謝礼はするからの。」

「まかしとき。んじゃ、行ってくるわ。何かあればソフィアを頼ってくれ。最近は介護に慣れてきたようやし。」

「……あぁ、それなんじゃが、まぁ帰って来てから少し聞きたいことがあっての。」

「え?なんなん?相性悪いとかちゃうよね?」

「ん~、そういう事じゃないから大した事じゃないがの。ともかく、いってらっしゃい。」

「そう?わかった。帰ったら聞かせてや。」

 俺はパンパンになったリュックを背負い、ボコとバタの元へ行き、アルケニーの住む森へと向かった。


 道中は、二人に村で暮らしてみてどうか聞いてみた。何か不満があれば改善するし、アフターケアはしっかりせんとな。二人は最初はやはり不安だったがユーシのおかげで徐々に村でやる事も見つかり、家を補強し終わったら小さな宴を開いて村の人たちと仲良くなれたことを話してくれた。

「え?ちょっと待って!俺、それ呼ばれてないんやけど!?」

「その時はユーシさん、アラウネさんを探しに行ってたので。」

「そん時なんかぁ。残念。」

 ガックシ。

「でも、その内一人の村人さんがお酒で酔っ払ってて。」

 お、酒でのやらかしエピソードか。ちょっと気になる。

「俺は最初、お前らの種族に襲撃をされて皆殺ししねえと気が済まねえって思ってた。って言われて慌てて謝ったんですけど。」

「たしかにやられた側はいつまでも覚えてるもんやしなぁ。けど君らは違うって解ってもらえたやろ?」

「は、はい。それで償う訳じゃないけど、みんなの役に立ちたいって思って。」

 その心がけは立派なもんやけど。

「別に償いでやる必要はないで。君らが襲ったわけでもないし、役に立ちたいって思ってくれただけでめちゃくちゃ嬉しいから。」

 そう言って二人の肩を軽くポンと叩いた。

「そう言ってもらえると助かります。」

「なんで頼りにするで。」

 なんやかんやその後も話しながら、二人は森の中を注意しながら先に進んでくれていた。やっぱりというか、北側の森は針葉樹が多いみたいやなぁ。

「そろそろアルケニーの住処のはずなんですけど。」

「だいぶ山の麓まで近づいた所なんやね。」

 さすがに山登りまでしたらヘトヘトやで。

 なんて考えていたら何かべたついた物に顔がぶつかる。丁度よそ見をしていたのとゴブリン達の身長差で俺だけひっかかったようだ。


「あらぁ?珍しいお客様やねぇ。元気があってよろしおす声がここまで聞こえてきたから、お出迎えしましたえ。」

 上から声が聞こえてきた。

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