アラウネさんの住居
「そういや、アラウネさんってどうやって増えるん?ずっと独りってわけでもないやろ?」
ふとした疑問を聞いてみた。
「基本はずっと独りですね~。種も風が強い日に運んでもらってバラバラに散らばるので~。」
「そうなんか。他のアラウネさんと会話は出来へんの?」
「動物さんを通して会話したりはしますね~。」
「ならそこまで孤独じゃないねんな。」
「でも~、動物さんは~、気まぐれですので~。中々来てくれないこともあるんですよ~。」
アラウネさんがしょんぼりする。
「じゃあ、村ならさみしい思いはせ~へんな。なんやかんやでみんな世話好きやし。」
アラウネさんの顔がぱぁ~っと明るくなった。
「うふふ~。楽しみです~。」
なんて話をしたり、他愛のない会話をしながら村に着いた。
「さて、どこに住みたいか希望はある?」
「できれば日当たりが良くて、植物さんの多いところが良いですね~。」
「じゃあ、あそこかな。」
俺とソフィアは薬草畑に連れて行った。
「わぁ~。良いですね~、ここ。色んな植物さんがいて楽しいです~。」
その感覚は解らんが多分色んな人がいるってことでええんやろうな。
「じゃあ、持ち主に聞いてみるわ。」
俺はユキさんに聞きに行き、ソフィアとアラウネさんは待ってもらった。
「ユキさんおる~?」
「はいは~い。ユーシさん、どうしました?」
俺はユキに事の成り行きを説明した。
「えぇ、アラウネ様がいるんですか!」
様付け?ドユコト?
俺はユキに説明を求めた。
どうやらアラウネは植物の知識が豊富で薬師の師匠的ポジションであるとの事。新種や個別の状態の良さなど見分けられるらしい。
とりあえず許諾を得たのでアラウネは薬草畑に住むことになった。
薬師のユキはもちろん、村人や子供達、ぷよパイ達にボコとバタもアラウネさんに挨拶をして和気あいあいとしていた。
ともあれ、蜜も手に入れたしパワーストーンもあるから何とかなるかな?
俺はひとまず安堵した。




