66/84
アラウネさんの引っ越し
「ほんで、アラウネさん。引っ越しするんにはどうしたらええのん?」
「えっと~。この範囲から地面を掘って根っこごと掘り出して欲しいのです~。」
アラウネの行為を見たせいかさん付けで呼んでしまった。小ぶりな実でありながらも蜜はしっかりと出ていた、
アラウネは蔦を出して範囲を示す。半径50cmほどだろうか?
「深さはどんくらいなん?」
「それは蔦で教えます~。」
「わかった。根っこ傷つけんよう気ぃ付けるわ。」
俺とソフィアはスコップで周囲から掘り始める。アラウネの大きさが1mないくらいだから大体それくらいに合わせて掘ってみるか。
しばらく掘り続けて蔦もフォローで根っこ部分を教えてくれた。
俺とソフィアはアラウネの体を持ち上げ荷台に乗せる。
「わぁ~。なんだかドキドキします~。」
俺もだよ!とはよう突っ込まなかった。
「じゃあ、行こうか。楽しく暮らせるよう頑張るわ。」
「はい~。よろしくお願いします~。」
帰りの道中ソフィアに何ともないのか?と聞かれたが特に体に異常はないし、大丈夫だと答えた。
ソフィアの話では、男性はメロメロになってその場から離れられなくなるらしい。
なるほどな。だが俺には問題はなかった。メロメロになっていた方が笑い的においしかったのかもしれない。少し後悔した。




