衣食住の衣問題
それから2週間ほどで全宅の土壁強固が終わった。
「ワイス~。」
「ワイス~。ユーシさん。」
ワイス~とはゴブリン達の挨拶で俺も二人と仲良くなり、教えてもらった。ゆくゆくは性教育をしていかなあかんからゴブリンの言葉を覚えるのも大事である。英語は全くできへんけどな。
「ゴブリン達は寒さはどうやって過ごすん?」
「……村など襲って衣類など奪っていったりしてましたが僕らには分けてもらえず、身を寄せ合って過ごしてました。」
「なるほどな。なんか悪いことを聞いてもうたな。ごめんやで。」
しかし、バタの服装は人の物とは違い、身の丈に合ってるのにかかわらず、ゴシック系の服で一般的な人が持っているような服ではなかった。
「あっ、私の服が気になりますか?」
ジッと見すぎていたのかバタが答える。
「せやね。あんま見たことない服やったから。」
「これは、自分で作りました。アルケニーさんから生地を貰って。」
「自分で作ったん!裁縫もできるんか。めちゃくちゃ凄いやん。」
「いえ、どこにも連れて行ってもらえなかったのでできることがこれくらいしか。」
「そうなんかぁ。けど、そのおかげで村人たちに裁縫を教えたら衣類の問題も解決しそうやな。」
俺はガルドに相談に行った。
「バタが自分で裁縫できるらしく、教わったら衣類も増えて寒い時期が過ごしやすくなると思うんやけどどうやろ?」
「ふぅむ。財源は泥パックが売れてきて何とかなるが生地はどうするんじゃ?流石に村人全員に配るほど余裕はないぞ。」
「アルケニーに生地を貰ったと言ってたから物々交換で何とかならんかな?」
「まぁ、お主がやりたいというなら構わんがの。物はどうするんじゃ?」
「野菜が余裕あるからそれかジュンさんに聞いてみるわ。」
俺はバタにもアルケニーの情報を聞いてジュンが来る日を待った。




