冬支度の第一歩
家の中に入り、暖炉の説明をしてそれを土魔法で作ってもらった。
「めっちゃ便利やん。土魔法すげえな。」
俺は二人の肩を軽く叩いて褒めた。
「これなら村人とすぐに仲良くなれるで。」
「ほ、ほんとですか!?」
二人は驚いて声がそろっていた。
「早速、村長の所に行って相談しよか。」
俺たちはガルドの所へ向かった。
「……なるほどのぅ。土魔法で畑に土壁とは。儂も土魔法は使えんから凄い事じゃよ。」
「せやろ。それで各家を土壁で覆えば隙間風は防げるし暖炉のない家も暖炉できて寒さはしのげるで。」
「ふむ、しかしいきなりは警戒する者もいるからのう。まずはこの家をやってもらい、それで希望する人の家からやっていく事にしよう。二人とも、それでええかの?もちろん、対価は払う。」
二人はオドオドしながらも頷いた。
「無理せん程度ずつでええからな~。」
「はい、頑張ります。」
二人は早速、2階建ての家に向かって魔法を唱える。先ほどとは違い高さもあるため時間がかかっていた。
なんとか一面は完成した。
「なるほどのう。これは中々。じゃが魔力の使い方に無駄があるから魔力消費が凄そうじゃな。」
二人はだいぶ疲れていた。
「まずはこれで今日はおしまいにしよか。」
「そこのゴブリンの名前はなんて言うんじゃ?」
「僕がボコでこの子がバタです。」
「ボコとバタよ。儂が魔力の使い方を教えようか?できるようになれば今までより楽に魔法が使えるぞ。」
二人は笑顔になり、
「よろしくお願いします。」
と疲れながらもいい返事をした。
それから二人は、畑仕事と家の土壁強固の実践をしながらガルドに魔力の使い方を教わっていた。




