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ゴブリン達の役立ち方

 ストックホルム症候群の人をメインにやっていたので少し時が経ってしまっていたがゴブリン達は土木作業が得意という事もあり、すぐにできていた。畑仕事もすぐに覚えてしっかりとやっている。しかし、早すぎないか?溝もしっかりと小川へと続いてるし。

「君ら畑耕すのも早いけどなんかコツとかあるん?」

「僕らは虐められていたので土属性の魔法を覚えさせられて、無理やり住居作りに洞窟を作ってたんですよ。初級しか使えませんが。」

 あぁ、それを使ったから早かったんか。実際見てへんから何とも言えんけど。

「君らの種族全員使えるん?」

「いえ、ある程度知識のある者しか使えないです。」

「じゃあ、君らエリートやん。」

「でも、暴力には勝てませんでした。」

 あぁ、そうやな。圧倒的な力の差があればそうなるか。

「その分、知識で勝ってるやん。村人達と仲良くなれれば頭を使った戦い方を教えてくれるんちゃう?」

 村人たちも少しずつではあるが興味を抱いた人もいて、遠巻きで見ていた。


 あれから寒さも徐々にきつくなってきて、もうすぐ冬がくるだろう。村人たちは家の改修をしている。少しでも寒さをしのぐ為だろう。ゴブリンの家もやってもらいたいけどまだ無理やろうな。それなら

「初歩的な土魔法ってどんなんできるん?例えばこの家の壁に土で補強することはできるん?」

「やってみないとわかりませんが多分できます。」

「おぉ、じゃあ一回やってみてくれへん?どんな感じか見てみたいねん。」

 二人は頷くと家に向かって詠唱を始めた。

「「アースウォール」」

 ゴゴゴッと土が盛り上がり、屋根までではないが一面が土壁に覆われる。厚さは1cmくらいか。まぁ、十分ちゃうかな。

「すげえな。大きさも高さも丁度ええやん。やるやん君ら。あとどれくらい使えるん?」

「この家を覆うくらいなら大丈夫です。」

「マジで!?俺、魔法使われへんから羨ましいわ。無理はしない程度でいけるん?」

「はい。さすがに2~3軒くらいですが。」

「じゃあ、この家を覆った後、家の中でも使える?」

「それは厳しいかもしれませんが多分。」

 二人は家の周りに土壁を作り、入り口もちゃんとはいれるようにできていた。

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