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帰路道中

 ゴブリンを連れて帰り道の道中、ソニアは俺の服を掴みながら進む。先ほどのは勇者たちがいたから平気だったのか。まぁ、戦闘できない俺は頼りないわなぁ。

「そういや、君らはもう大人なん?」

 見た目は小学生低学年くらいの身長だがゴブリンの生態は知らんからな。

「はい。僕らは大人になりたてですが……。虐められていたのも原因で争い事が嫌いになったので儀式はさせてもらえませんでした。」

 そういう事ね。それなら多少は安心か。後は村人たちの説得かな。

「二人は恋人同士なん?」

「いえ、腐れ縁の幼馴染ですけど、僕ら二人とも雄ですよ。」

「嘘ぉ~ん!!いや、君、女の子にしか見えへんねんけど。あっ、気にしてたらごめん。」

「い、いえ、大丈夫です。私はこういう姿が好きなので。」

 おぅ、これは俗にいう男の娘というやつか。まぁ、趣味は人それぞれやしええやろ。

「ええやん。似合ってるで。」

 俺は褒めた。満更そうに照れていた。

「そういや、君らは名前あるん?俺は勇司っていうねん。こっちはソニアね。」

「はい。僕はボコ。この子はバタって言います。」

 それから俺たちは村までの間、何ができるかなど聞いたり、生活などを聞いた。今更だが相手を知らないとどうすればええか判らんからな。


 しかし、勇者の方は大丈夫なんかね?強いからやられるという事はないやろうけど。

 俺は少し不安がよぎったが振り払ってどうやってガルドを説得するか考えていた。

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