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ゴブリンとの交渉

「じゃあ俺の顔はどうなん?」

 軽く聞いてみた。どうやら多少美形らしい。ゴブリンにはモテる方ってやかましいわ。聞いておいてちょっと凹みそう。

 天王寺達は笑いを堪えていた。

「俺たちはゴブリン討伐に来たんやけど、君らもしかしてゴブリン同士でやっていけないならうちの村で暮らしてみ~へん?悪いようにはせ~へんから。」

 素直に答えてくれるし、悪いゴブリンには見えなかった。一応、村にはスライムも住んでいることを伝え、村人に危害を加えないなら同じように暮らせるようにすると約束する。そして、ゴブリンの住処がどのあたりにあるか聞いた。さすがにピンポイントで言うわけはないのと教えたことの罪悪感を和らげられるよう配慮した。

 【心遣い】のスキルをセットしていたおかげかだいぶスムーズに事が運ぶ。


 俺たちは二手に別れ、勇者たちはそのままゴブリン討伐へ。俺とソニア、ゴブリンの二人は村へ向かう事になった。一応、天王寺達にも他に虐められていたり、敵意がないゴブリンがいたら説得してみてくれ。と頼んで後にした。


 帰りはソニアの耳を頼りにしながらゴブリン達になぜ他の種族を襲うのか聞いてみた。

 どうも女性のゴブリンの誕生が少なく、儀式などやっているが繁栄するには足らないので他種族を襲い、生きて帰れば一人前の大人と認められる。

 んな、無茶苦茶な。そして儀式についても聞いてみた。

 どうも、女性が生まれるように月からの青い光を浴びてから行為をしたり、女性を先にイかせてから受精すると女性が生まれやすいなどを教えてくれたが、眉唾の迷信物じゃねえのか?ってか元の世界でも似たようなの聞いたことあるわ。

 産み分け法が完全に確立されている訳じゃないから完全なデマとも言い切れないが。

 これはアレかなぁ。性教育の支援もしていかなあかんかぁ。人間の場合の物でも通用するか知らんけど。ってか子のゴブリン見たらストックホルムの人完全に惚れてまうんちゃうか?と少し不安を覚えたのだった。

【心遣い】 気遣い、配慮、言葉遣い等の土台となるスキル。自分<相手として満足してもらう、自分の不利益にならないためのものだがうわべだけで遣う人もいるから注意やな。

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