癒しが欲しい(閑話休題)
ゴブリン討伐が行われる日までの準備期間中、心が穏やかではなく、癒しが欲しい。そう思っていた。
日常業務と化したガルドの介護を終え、村人たちは慌ただしく畑仕事の合間に準備をしていて俺は特にする事がなく暇……もとい、何か出来る事はないかと考えていた。少しでも何か心が穏やかになる物。転移前に確か仕事の商品であったアレは使えるか?と思い、魔力で想像し作成する。
出来上がった物は置物で雫が階段状の板を滑り落ちる物だった。
名前は知らないがたまにボケーっとそれを眺めて雫が落ち切ったら上下反対にして再び雫が落ち切るのをボケーっと見る。
何とも言えない気持ちになる物でソフィアや村長に試しに使ってもらうと割と好評だった。
ジュンにも売ってくれと言われたが生産は難しい気がする。
売り物にしないで自分で使うんであれば、と条件を付けてプレゼントした。日頃色々商品を持ってきてくれるお礼も兼ねている。配達員さんに缶コーヒーや栄養ドリンクを渡すような感覚だ。
ソニアにも渡して少しずつではあるが前よりオドオドした感じはなくなってきた。多少信頼関係は出来てきたのだろう。ソフィアの方が同性とエルフという事もあり、姉妹のように仲良くなっていたが。
余談ではあるが、これもまた村の資金源になるのだがまだ先の話である。
名前の知らない物の名はオイルタイマーという商品で最近知りました(笑)買った当時、名前も知らずにとりあえず惹かれて買ったんで。ちなみに一年くらいでなんか使用期限が来たのか雫が雫にならずにどどどーっと流れるようになり、癒されなくなった思い出。




