で、協力の助っ人は?
「というわけで、何とかなったようで何よりやけど協力してくれる人は?」
「え?この子、ソニアだよ。」
ジュンはあっけらかんと言った。
嘘やろ!?俺とソニアは驚いてジュンを見た。
「ソニアもそろそろ人間には慣れてもらいたい。そして、自分のトラウマや恐怖を乗り越えて欲しいみゃ。これは私の願いみゃ。いづれは一人で生きていかなきゃならない時が来る。その時の為に今が良い。そう思うんだ。」
ジュンはソニアの頬に手を当て、優しくささやいた。
「というわけでよろしく頼むよ。経費や謝礼は出すからさ。」
そう言われても断りたいが断れる訳もなく、しぶしぶ了承した。しかし、人間というか俺に対して不信感を持ってるんじゃあなぁ。
とりあえず信頼関係から築いていかなあかんか。ソフィアにも協力してもらおう。
俺はとりあえず、屈んで目線を合わせてよろしく、と伝え手を出し、握手を求めた。
ソニアはジュンに後押しされ、おずおずと前に出て握手に応じてくれた。
ゴブリン討伐にも準備がいるやろうし、それまでの間に村人たちに紹介してマカトンサインを覚えてもらうか。ついでに討伐時のハンドサインもミリタリーからパクッて【情報共有】のスキルで統一すればより連携が取れるし、今後も狩りなどにも役立つやろうな。
俺は、早速村長を始め、村人達と相談し、討伐メンバーを決めてもらい、【情報共有】でサインの他にも俺たち転移組の事を改めて知ってもらった。
【情報共有】 簡単なように見えてめちゃくちゃ難しい。一人一人仕事に対する意識が違うため、話を聞いてなかったりして中々上手い事行かないことが多いがこのスキル(異世界版)があればどんな相手だろうと情報を共有できるからええよなぁ。マジで。




