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難聴ケア

「この子、実はモンスターに襲われていたらしく、見つけた時は傷だらけで。ようやく私には懐いてくれたんだ。」

 ジュンは苦々しい表情で話してくれた。

 なるほど、そのせいでこの信頼度か。おそらく人間にも何かされたんだろう。

「わかった。難聴については補聴器を作って、あとは言葉だけじゃなく【マカトンサイン】を教えるわ。いうて俺も全て知ってるわけちゃうから後はオリジナル作るとええよ。」

 俺は敢えて【手話】ではなく、マカトンサインを提示した。そして魔力を使って補聴器を想像し、作成する。

 人間用の補聴器は合わないやろうから、イヤーカフの形で音の振動を強化する物を掌に出現させた。デザインもなるべくアクセサリーとして通用するようなデザインにした。

「ジュンさん、これをソニアに着けてみてくれへん?」

 俺はジュンに補聴器を渡し、着けてもらう。

「ソニー。私の声が聞こえる?聞こえたら頷いて。」

 ジュンの声掛けにイヤーカフを着けたソニアの耳がピクピク動き、あっ、あっ、と声を漏らしながら頷いた。

「ほんとに聞こえてる?」

 再度ジュンが確認にしようと声掛けをした際、ソニアは強くジュンを抱きしめ、ウンウンと頷き、感涙していた。

 まぁ、これで聞こえるようになったのは良いけど今度は言語だよなぁ。俺は言語聴覚士じゃないから方法が解らんけど別に声だけがコミュニケーションじゃないしな。とりあえず良しとしよか。

 俺は、ジュンを通して音の強さなど調節できる方法を伝えてやってもらう。一応、必要はないかもしれんけどマカトンサインも一通り教えた。


【マカトンサイン】 手話の簡易版。ミリタリーのハンドサインを支援用にアレンジしたものが想像しやすいかも。特別支援学校で教えていればマカトンサインは使えるけどお互い知らなかったら意味ないもの。ちなみによく使っていたのは顎に手の甲を2~3回当てて(ちょっと待っての意味)を使っていた。それ以外はほぼ使ったことがないので覚えていない(笑)


【手話】 俺は倣っていないので詳しくは知らないが一度ヘルパーさんが使っていてすげえな。と思ったことがある。耳が聞こえない人とコミュニケーションを取りたいと思うきっかけがなければあまり使わないかなぁ?手話以外にもラインなどで会話はできるやろうし。

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