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閑話休題 料理のレパートリー

 俺はエルフ達から調味料を貰って帰ってしばらくしたある日、お手伝いさんのお婆さんにご飯を自分で作る事を伝え、台所を貸してもらった。うまい事行けば、お婆さんに教えて食事のレベルを上げられる。そう思った。畑も順調だしな。


 畑は溝が完成し、小川の砂利と腐葉土で土壌改善、色々野菜や根菜、芋類を植えた。この世界では元いた世界より植物や動物が育つのが早く、5日~10日で収穫できるようになっていた。そんなに早いのに収穫量がなかったのは連作しすぎて土壌が悪く、育ちが悪かったり遅くなったりして実りが少なかった。受粉のフォローもして実りを少しでも多くしたり、畑を大きくして、休耕地として腐葉土と砂利を加えたり、ぷよパイ達も手伝ってくれたおかげで多少余裕ができてきた。


 俺は食材庫に入る。ひんやりしていた。氷でも使用しているのだろうか?そう思いつつ、みんなで食べられる豚汁を作る。出汁は昆布や鰹節などはないので干しキノコの戻し汁を使い、フードスペシャリストのスキルで栄養を考え、具沢山の豚汁もどきを作った。豚肉がなかったのでウサギ肉やカエル肉で代用したが下茹でをして臭みを取ったのでまぁまぁな出来だった。

大きめの寸胴鍋で作ったのでかなり余るがガルドに前もって収穫祭みたいものではないが村人振舞いたいと思い、提案したらオッケーを貰った。

 俺はみんなに手伝ってもらい、炊き出しを行う。みんなが作ったりとってきた物でこれだけ美味しいものができた事を伝え、配って村人の達成感と自己肯定感、モチベーションを上げていった。豚汁を食べた村人たちは口々に美味い、や作り方を教えて欲しいと少しずつではあるが覇気が戻ってきていた。もちろん、ぷよパイ達にも振舞った。プルプル震えながら食べて?消化していた。お互いに感謝を伝えあう仲にはなれた。アセスメントでも信頼度はオレンジになっていた。


 調味料はそんなに量がなかったので村人たちで作れる人はいるか確認すると数人が手を挙げてくれたので作り方をソフィアが教えていく。調味料を使った簡単や料理は俺やソフィアがレシピや手順書を作り、料理をしたことがない人にもできるよう支援して作る喜びを広げていった。。

 後日、村人たちの食育のレベルが上がり、それぞれの家庭でオリジナル料理が作られることになった。

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