新たなスキル獲得
ケビンは体は問題はないが頭の所のオーラが乱れている。あれ?なんかアイコン出てるな。押してみた。
軽度知的を伴う自閉症。と表示されていた。あ~、そのパターンかぁ。ってかアセスメントのスキルレベル上がったからか詳細が解るようになったんか。医者いらなくね?
今では特別支援学校があり、学校が終わると放課後等児童デイサービスなどで夕方まで預かってもらい、遊びや学習等の支援を受けることができるがこの時代じゃあなぁ。支援計画なんかもないやろうし、ましてや愛(I)ファイルなんかもないわな。
支援しようにも視覚支援としてのイラストカードや文字、スケジュール表なんかもないし作るにも材料をどうするか?
改めて自分のステータスを確認する。多少はそれぞれのスキルレベルが上がっていていくつか新たにスキルを覚えていた。
その中で【ギアクラフト】を発見した。詳細を見ると魔力を使用し、想像する道具を作成できる。MPも毎日使っているからか最大値は増えていたので使用するのには問題がなさそうだった。
ってかギアクラフトって、福祉用具専門員とかのスキルでは?とちょっと思ってしまった。
ガルドはケビンに魔法の手順を見せながら教えていたがうまくいっていないようだった。だが、失敗しても怒らず、笑ってアレコレコミュニケーションをとっていた。
おそらくガルド自身がケビンに魔法が使えなくても人と接する事を教えているのだろう。何とも立派なおじいだ。
ガルドの信頼度は黄緑の中に橙が混ざりつつあった。
徐々に信頼してくれているんやな。
俺はフッと笑みを零すと二人に近寄り、俺もガルドに魔法の手順を教わる事にした。
支援計画 短期、中期、長期でどうするかを計画プランを立ててPDCAサイクルで回す。基本的にやってない放課後等デイサービスもある。病院では看護計画で内容はほぼ一緒だと思う。
愛(I)ファイル 障害を持つ子どもの症状や服薬、支援方法だったかな?を20歳まで記録できるファイル。大阪の堺市で作られたやつ?多分全国的知名度はあまりなかった記憶があるが持ってたら便利やろうな、と思った記憶が。
【ギアクラフト】 魔力でイラストカードから車いすなど介護福祉で使える物を作成できる。イラストカードは放課後等デイサービスでは写真やイラストにひらがなで文字を合わせて手作りで作っている所もある。




