表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/31

初戦闘やのに……

 おそらくぷよぷ〇のような物体は形態からしてスライムだろう。驚いたのかピクッと体を動かしぷるんと揺れた。

「な、なんで僕の言葉がわかるぷよ。」

 それは俺が知りたいわ!ってかその語尾やめろ。色々やばい気がする。

「とにかく死んじゃえ!」

「生きるわボケェ!やりたいことあるのに何で死ななあかんねん。お前は死ねと言われたら死ぬんか?死なへんやろ!俺は金持ちになりたいしモテたいねん。お前にはないんか?やりたいことは。」

 死ねという言葉にスイッチが入りまくしたてた。スライムは勢いにやられたのか細かくプルプルしていた。

「そんなこと言われてもわかんないぷる。うっさい、ばーかばーか。」

 ってか全然攻撃してこねえな。口撃はしてきてるけど。え?この世界は物理攻撃はしてこなくて精神攻撃してくんの?昔にそんなことしてくるゲームがあったような気がするけど。

「あのなぁ。俺は別にあんたと敵になる気はないねん。やることないならうちらの役に立たへん?えーっと、俺は勇司っていうねん。あんたの名前は?」

「……名前ないぷよ。それに人間は悪いやつって聞いてるぷる。悪いやつをやっつけたらみんなに褒められるぷよ。」

「じゃあ、俺が名前付けたるわ。それに色んな物を溶かしたり酸性の液を出すことができるんやろ。うちら人間にはできへん事やし、それで人の役に立てばみんな喜んで受け入れてくれると思うで。」

 俺はこのスライムによいしょしてみた。多分、戦いになったら負けそうな気がしたからだ。

「そうなんぷよ?」

「せや、俺がそうしたる。それなら安全に暮らせるし、あんたは村のヒーローになれるで。」

「ヒーロー。僕でもなれるぷよ?」

「おぅ、もしあかんかったら俺を好きにしてええよ。」

「わかったぷよ。ついていくぷよ。よろしくユーシ。」

 スライムは触覚?を伸ばす。俺は軽く握り握手した。

 ちなみに名前は色々考えたがどうも元の世界のゲームに付いた名前が出てくるのでぷよパイと名付けた。ネーミングセンスねえな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ